道産牛肉料理で心身ともに健やかに
食べものの味は、「味蕾(みらい)細胞」を通して脳の中枢へと伝わって味を感じます。
従って味蕾細胞を刺激し発達させるためには、いろいろな味を味わうことは大事なことです。
牛肉には、ビタミンB2(リボフラビン)や鉄分が多く含まれていて、体を温める作用があるので、洋の東西を問わず、病気の回復期には牛肉スープや※1牛肉粥が体力の回復として薬膳料理として使われています。
明治時代には、牛鍋屋が繁盛したのは"薬食い"と称して体力をつけるための薬膳食であったからでしょう。
「味」には、甘味(あまみ)・塩味(しおみ)・酸味(さんみ)・苦味(にがみ)がありますが、その他に旨味(うまみ)・渋味(しぶみ)・辛味(からみ)・※2淡味(たんみ)などいろいろあります。
一つの品(単品)だけでなく、いろいろと混ぜ合わせた煮込み料理(牛肉と牛蒡(ごぼう)に糸蒟蒻をしょう油で煮込む)などは、こくのある旨味です。
また、鍋料理(すき焼きなど)も、味の相乗効果(いろいろな味の複合による)によって一層おいしい味を醸(かも)し出すのです。
従って、できるだけ種々(いろいろ)の食材を使って料理することによって"味わい深い"食べものが作られるのです。
「味覚」(サピオ)とは"優れた知恵"であり、それはいろいろな料理を味わうことによって培(つちか)われていくものだと思うです。
「味覚」(味わうこと)を意味する「サピオ」(ラテン語)の語源には"賢い"という意味が含まれています。
従って、いろいろな味を味わうことは、賢明な洞察力を養うことにも通じ、極めて大事な事ではないでしょうか。
※1 「牛肉粥」は細かくたたいた牛肉に生姜汁、しょう油、塩を練り混ぜて粥の中に加えて煮込むのです
※2 あっさりとした味
| メンタルヘルス・カウンセラー |
| 北海道食育コーディネーター |
| 根本 和雄 |
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