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子ども向けの料理教室を始めたきっかけは? |
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(ナホさん)学校が週5日制になる前、隔週の土曜が休みになった時、まだ家庭や地域に受け入れの体制が整っていなかったため、行き場のない子どもたちが大勢いました。私は家庭科の教師で食物系の専攻だったせいか、現職の頃から料理の大切さを子どもたちに伝えたいと感じていたので、夫と話し合って、小学生向けの料理教室を始めることにしたのです。
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教室はどのように運営されているのですか? |
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(ナホさん)4月から翌年3月まで、行事の多い6月と8月をのぞいて年間10回、市の公共施設を利用して実施しています。学年にかかわらず、はじめての受講者は1年生、継続すると2年生ということにして、低学年から高学年までの子どもたちが助け合いながら同じ教室で学びます。今年は183名の子どもたちが通っています。
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低学年の子どもには危険なことはありませんか? |
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(ナホさん)小さな子どもにもあえて包丁を使わせているんですよ。時には小さなケガややけどをすることもありますが、小さな失敗をすることで大きな事故を防ぐことができるもの。危険を遠ざけるのではなく、体で覚えてほしいと思っています。
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子どもたちは料理を習って、どう変化しますか? |
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(ナホさん)親が驚くくらい変わるようです。教室で焼きそばをつくったことがあるのですが、家庭でお母さんが調味料の粉を使おうとしたら「そんなの使わなくてもおいしくできるよ」と、自分で味付けしたと聞きました。買いものの時に産地をちゃんと調べて、親に地産地消を教えた子どももいたそうです。また「お料理の社会科」でいろんなことに興味を持つようになり、学校での授業も積極的になったという声も聞きます。 |
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「お料理の社会科」はどんな勉強なのでしょう? |
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(歩さん)食にまつわる文化や歴史、地理などを全部ひっくるめて伝えたいと考えています。テーマは当日使用する食材に関するものから、食糧自給や地球環境の問題までさまざま。異年齢の集団なので理解力に差はありますが、学校の授業と違うんだから全部わからなくてもいい、そう思ってやってきました。工夫しているのは、毎回、いくつかクイズを出して、家庭に持ち帰ってもらうこと。食をテーマに、家族の会話が増えてくれたらうれしいですね。 |
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ナホさんの監修した「食育カルタ」について教えてください。 |
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(ナホさん)孫がカルタで遊ぶ姿を見て思い立ち、2年かけて完成させました。私たちが子どもの頃は「犬棒カルタ」をやりましたが、カルタの文句は一度覚えたら忘れないでしょう。なので「体によいのは旬の食べ物」「ごはんは左、右汁わん」など、遊びながら食の知識を頭に入れてもらえるといいなと思っています。 |
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ところで、料理教室では牛肉を使ったメニューを教えましたか? |
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(ナホさん)できるだけ地元の食材を取り入れるようにしているので、士幌牛や池田牛を使ってビビンバや肉巻き、ハンバーグなどをつくりました。「ハンバーグは両手でキャッチボールして空気を抜くんだよ」と言うと、子どもたちはバシバシと思いきりたたいて、にこにこ笑って楽しそうでした。ほんの小さなコツですが、その体験があるのとないのでは、大きく違うのではないかと思っています。 |
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