現代農業は、科学的なデータの解析に基づく対応や新技術の開発なしには成り立ちません。農業総合研究所では生産現場から安全・安心な農産物を消費者の皆様にお届けするまでの「作物の生産」・「貯蔵・流通」・「食品加工」・「検査」に関する研究を行っています。
農業総合研究所の研究内容および位置づけ
1.作物生産に関する研究(長沼研究農場、恵庭研究農場、バイオ研究センター)

「春よ恋」
◇品種開発
北海道向け馬鈴しょ、春播小麦、玉ねぎ、にんじん、スターチス、水稲など12品目について、多収性、品質、病害抵抗性の付与を目的に品種開発を行っています。

きたかむい

収太郎

スターラウンド
◇生産技術に関する研究
新規農薬・肥料効果確認やクリーン農業にもつながる生分解性資材や病害制御(耐病性検定法開発、原因究明および対策)に関する研究を行っています。

赤かび病菌

被覆肥料
◇育種効率化に関する研究
品種開発に必要な10年の期間を短くする葯培養技術、健全な種苗生産のための組織培養技術およびDNA情報を利用した選抜技術を開発し、利用しています。

DNAマーカー

組織培養
2.貯蔵流通・食品・加工に関する研究(札幌農業総合研究所)
◇貯蔵・流通に関する研究
貯蔵中における農産物の成分の品種ごとの変化に関する研究や貯蔵中に価値を付与できるCA貯蔵に関する研究を行っています。流通時における農産物の品質維持や資材の効果確認に関する研究を行っています。
◇食品に関する研究
野菜類の加工用素材としての特性、米の食味と成分の関係、家畜に与える飼料と肉質の関係について解明し、食品開発へつなげる研究を行っています。

貯蔵試験

品質検定試験
3.検査・分析および技術開発に関する研究(札幌農業総合研究所)
◇農薬検査および検査技術に関する研究
残留農薬の検査や検査技術に関する研究を行っています。
◇食品検査・分析および検査技術に関する研究
微生物・遺伝子検査、小麦・でん粉や各種農産物の品質分析および検査・分析技術に関する研究を行っています。

食品検査分析試験

残留農薬検査試験
「環境」に優しく
環境に配慮した試験・研究・開発業務に取り組むため、国際基準に基づいた環境マネジメントシステムISO14001を平成16年に取得しました。
コミュニケーション
農業試験研究を進めるに当たり、成果の普及対象となる生産者、加工業者、消費者の方々とのコミュニケーションは必須と考えています。また、さらなる発展のために国内外の研究者とのコミュニケーションにも取り組んでいます。

生産者

消費者

加工業者

研究者