ホクレンNEWS RELEASE

平成13年2月14日

ホクレン関係の新品種の開発について
【ばれいしょ「P982」(ポテトチップス用)】



1. 開発の目的と背景
   道内産のポテトチップス用原料は9月頃から他県産の供給が始まる5月頃まで使用されています。いもの呼吸量を抑えて、原料の傷みを防ぐために、長期間低温で貯蔵できる原料が望ましいが、低温貯蔵ではチップの色が黒くなる還元糖が蓄積されるため、チップメーカーではその対策に苦慮しています。
 このため、低温貯蔵で還元糖が蓄積しない品種の開発が望まれています。

2.

開発の経過
   低温下で長期貯蔵が可能なポテトチップス用品種の育成を目標に、早生・良質(難糖化性)の「ホワイトフライヤー」を母、中生・大粒・多収の「さやか」を父として平成3年に北農試で交配、以後ホクレンにて選抜を行いました。平成10年度より「P982」の系統名でばれいしょ輸入品種等選定試験に供試し、その優れた能力が認められ、2月13日の北海道種苗審議会において、ばれいしょ奨励品種に認定されました。

3.

主たる特性、利点
  (1) 熟期    中生
  (2) 収量性   「トヨシロ」並からやや優れる。
  (3) 外観品質   球形で、皮色は黄白、表皮はやや滑である。目(くぼみ)はやや浅い。
  (4) 内部品質   生肉色は白である。褐色心腐(注1)および中心空洞(注2)の発生は「トヨシロ」並に少ない。
  (5) その他   収穫直後および貯蔵中(6℃)のチップカラーは「トヨシロ」および「農林1号」より優り、「ノースチップ」並に優れる。
 
(注1)褐色心腐: 小さな褐色斑点ができる生理的障害。肥大期の地温が高い際などに発生する。
(注2)中心空洞: 中心部が空洞となる生理的障害。高温乾燥の後に大雨がきて急速に肥大した際な
どに発生する。

4.

今後の利用・普及計画
   ポテトチップス向けの貯蔵原料用として栽培されている「農林1号」および「トヨシロ」の一部に置き換えることにより、高品質原料の安定供給が可能となり、道産ばれいしょの振興に寄与することができます。当面は1,500haの普及を目指しています。

5.

名称の募集
   名称については、インターネットにて、広く募集します。

<募集概要>
・募集期間    2月15日(木)〜2月28日(水)
・アドレス   http://www.hokuren.or.jp/p982/index.html
    募集用入力フォームに、氏名・住所・名称・命名の理由等を入力していただきます。
・審査・発表   本会関係者により厳正なる審査を行い、4月初旬に上記ページ
上で発表します。
・特  典   (1) 採用となった方に対して、米、肉、ばれいしょなど北海道産農畜産物セット(2万円相当)をプレゼントします。
    (2) 応募者の中から抽選で5名様にばれいしょ(10s)をプレゼントします。

【この件の問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 農業総合研究所 恵庭研究農場
TEL
0123−36−3356
以 上



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