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ニュースリリース


2013年ニュースリリース

「平成25年7月~9月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2013.06.24

1.平成25年7月~9月期配合飼料価格
 平成25年7月~9月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、本会全畜種平均でトン当たり約1,350円値上げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。

(1)原料情勢
1.とうもろこし
 とうもろこしのシカゴ定期は、3月には700セント/ブッシェルを越える水準で推移していたが、3月29日米国農務省発表の全米穀物在庫報告において、旧穀在庫数量が予想よりも増加したことを受け620セント/ブッシェル台まで下落した。その後、米国産地での降雨が続き、新穀の作付進度が大幅に遅れたこと等から上昇し、現在は660セント/ブッシェル前後で推移している。
今後は、作柄に影響を与える夏場の受粉期に向けて天候に左右される相場展開が見込まれる。


2.蛋白質原料
 大豆粕のシカゴ定期は、3月には460ドル/トン台で推移していたが、南米産の新穀大豆の輸出が増加し、一時430ドル/トン台まで下落した。しかし、東南アジア諸国の食肉消費の拡大など現在は470ドル前後の水準となっている。
国内大豆粕価格はシカゴ定期の上昇と円安の影響により大幅な値上がりが見込まれる。


3.そうこう類
 国内ふすまは、穀物価格の上昇により引き合いは依然として強い状況が継続する見込みの中、小麦粉需要の回復は期待出来ず、ふすま発生量も低調に推移することから需給の逼迫状況が継続する見込みである。
輸入ふすまについても主要輸入先であるインドネシア・スリランカでは、穀物価格の高騰継続や韓国等からの引き合いが強く、国内ふすまと同様に逼迫した需給が継続するものと見込まれる。


4.脱脂粉乳
 脱脂粉乳は、干ばつの影響によるニュージーランド産生乳生産量の減少と、悪天候や飼料価格高騰等に伴うEU産生乳生産量の減少により産地価格が上昇していることに加え、為替が円安になっているため、大幅な値上げとなる。


5.海上運賃
 海上運賃は、3月には南米産の穀物輸出が最盛期を迎えたことから45ドルを超える水準で推移していたが、南米産の穀物輸送が一段落するにつれて船舶需給が緩和し、現在は43ドル前後で推移している。
今後は、引き続き新造船の竣工もあるため、軟調に推移すると見込まれる。


6.外国為替
 外国為替は、3月上旬には93円台で推移していたが、4月4日開催の日銀金融政策決定会合で量的・質的金融緩和策が発表されたことにより円安が進み、一時100円を越える水準となった。現在は、急速な円安に対する警戒感などより円高基調となり98円台円(6月10日現在)となっている。
今後は、短期的にはリスク回避の円高の動きも見込まれるものの、中期的には米国の金利上昇が見込まれる一方、日本の金融緩和策継続が見込まれることから日米金利差拡大の思惑より円安の動きが再び強まる可能性が高いものと見込まれる。


(2)その他
 7~9月期の飼料高騰を受けて政府・自民党は配合飼料価格安定制度の通常補てんの財源不足を、国費と飼料メーカーで補うことを柱とした緊急対策を発表しております。
 JAグループは国の緊急対策を踏まえ、安定基金制度で算定される満額補てんが実質的に可能となるべく配合飼料特別対策を行うことを決定しております。


【問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
Tel:011-232-6185

「平成25年7月~9月期配合飼料供給価格」について

1.平成25年7月~9月期配合飼料価格
 平成25年7月~9月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、本会全畜種平均でトン当たり約1,350円値上げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。

(1)原料情勢
1.とうもろこし
 とうもろこしのシカゴ定期は、3月には700セント/ブッシェルを越える水準で推移していたが、3月29日米国農務省発表の全米穀物在庫報告において、旧穀在庫数量が予想よりも増加したことを受け620セント/ブッシェル台まで下落した。その後、米国産地での降雨が続き、新穀の作付進度が大幅に遅れたこと等から上昇し、現在は660セント/ブッシェル前後で推移している。
今後は、作柄に影響を与える夏場の受粉期に向けて天候に左右される相場展開が見込まれる。


2.蛋白質原料
 大豆粕のシカゴ定期は、3月には460ドル/トン台で推移していたが、南米産の新穀大豆の輸出が増加し、一時430ドル/トン台まで下落した。しかし、東南アジア諸国の食肉消費の拡大など現在は470ドル前後の水準となっている。
国内大豆粕価格はシカゴ定期の上昇と円安の影響により大幅な値上がりが見込まれる。


3.そうこう類
 国内ふすまは、穀物価格の上昇により引き合いは依然として強い状況が継続する見込みの中、小麦粉需要の回復は期待出来ず、ふすま発生量も低調に推移することから需給の逼迫状況が継続する見込みである。
輸入ふすまについても主要輸入先であるインドネシア・スリランカでは、穀物価格の高騰継続や韓国等からの引き合いが強く、国内ふすまと同様に逼迫した需給が継続するものと見込まれる。


4.脱脂粉乳
 脱脂粉乳は、干ばつの影響によるニュージーランド産生乳生産量の減少と、悪天候や飼料価格高騰等に伴うEU産生乳生産量の減少により産地価格が上昇していることに加え、為替が円安になっているため、大幅な値上げとなる。


5.海上運賃
 海上運賃は、3月には南米産の穀物輸出が最盛期を迎えたことから45ドルを超える水準で推移していたが、南米産の穀物輸送が一段落するにつれて船舶需給が緩和し、現在は43ドル前後で推移している。
今後は、引き続き新造船の竣工もあるため、軟調に推移すると見込まれる。


6.外国為替
 外国為替は、3月上旬には93円台で推移していたが、4月4日開催の日銀金融政策決定会合で量的・質的金融緩和策が発表されたことにより円安が進み、一時100円を越える水準となった。現在は、急速な円安に対する警戒感などより円高基調となり98円台円(6月10日現在)となっている。
今後は、短期的にはリスク回避の円高の動きも見込まれるものの、中期的には米国の金利上昇が見込まれる一方、日本の金融緩和策継続が見込まれることから日米金利差拡大の思惑より円安の動きが再び強まる可能性が高いものと見込まれる。


(2)その他
 7~9月期の飼料高騰を受けて政府・自民党は配合飼料価格安定制度の通常補てんの財源不足を、国費と飼料メーカーで補うことを柱とした緊急対策を発表しております。
 JAグループは国の緊急対策を踏まえ、安定基金制度で算定される満額補てんが実質的に可能となるべく配合飼料特別対策を行うことを決定しております。


【問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
Tel:011-232-6185