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ニュースリリース


2010年ニュースリリース

平成22肥料年度 北海道肥料価格について

お知らせ 2010.05.28

1.価格交渉の経過と結果
(1) 平成22肥料年度(平成22年6月1日~平成23年5月31日)の価格について、本会は組合員農家・会員農協を代表して1月より直接購買品目取扱メーカーと個別に交渉を開始しましたが、輸入原料価格動向が極めて不透明な情勢の中での交渉となりました。

(2) メーカーからは、重油の値上がりや需要減少に伴う工場稼働率低下により製造諸経費が大幅に増加していること、品質管理強化や環境対策費の増加等により経営悪化が避けられないこと、北海道においては既に全国よりも安価な価格設定を行っておりこれ以上のメリット還元は困難であること、を主張してきました。

(3) これに対し本会は、「肥料年間特約協同購入運動」に結集した数量や組織力を背景に、厳しい北海道農業の情勢においては、生産資材コストの低減を農家や農協から強く求められていること、輸入原料価格・為替等の値下がり要因は最大限価格反映すること、特に農畜産物の価格が低迷している現状では製造諸経費等の値上がり要因は極力企業努力で吸収すべきであること、を強く主張し交渉を重ねましたが、交渉は極めて難航しました。

(4) 最終的に、製造諸経費は、メーカーの一層の合理化努力を求め値上がり要因を原油関係に限定して最大限抑制を図り、輸入原料価格は市況の値下がりを反映すると共に、為替は年間1ドル92円と最大限円高に見込んで設定し、本会取扱化学肥料主要15品目加重平均で前年対比▲9.32%の値下げで決着しました。

(5) なお、今肥料年度より、全国は年間二本価格体系に移行するのに対し、北海道は今後も年間一本価格体系を維持致します。

2.本会特別対策の実施について
22肥は2年連続の値下がりとなりますが、以前の価格水準には戻っていないことから、本会として単年度特別対策(約3.9億円)を講じます。
※単年度特別対策実施後の前年対比は▲10.14%となります。

○内容に関しての問い合わせは、下記にお願いいたします。

 

【問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 資材事業本部 肥料農薬部 肥料課
Tel:011-232-6156