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ニュースリリース


2013年ニュースリリース

「平成25年10月~12月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2013.09.24

1.平成25年10月~12月期配合飼料価格
 平成25年10月~12月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、本会全畜種平均でトン当たり約2,450円値下げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです

(1)原料情勢
1.とうもろこし
 とうもろこしのシカゴ定期は、6月上旬には650セント/ブッシェル前後で推移していたが、新穀の作付面積が増加したことや、受粉期となる7月に良好な天候に恵まれ豊作が予想されたことより下落し、現在は490セント/ブッシェル前後で推移している。
 今後は、早霜による単収の減少が懸念されているが、収穫が順調にすすめば在庫率が改善し弱含みで推移すると見込まれる。

2.蛋白質原料
 大豆粕のシカゴ定期は、6月上旬には490ドル/トン台で推移していたが、旧穀大豆の需給逼迫により7月上旬には600ドル/トン水準まで上昇した。その後、新穀大豆の豊作期待感から大きく下落したが、8月中旬以降の降雨不足により急騰し、現在は530ドル/トン台となっている。
 国内大豆粕価格は、長期的に国内発生量が減少していること、アジアを中心とした世界的な需要が拡大していることから需給は引き締まっており、今後も高値で推移するものと見込まれる。

3.そうこう類
 国内ふすまは、穀物価格が値下げ見通しであるものの、ふすまの有利性は変わらず、更に飼料の需要期に入ることで年内は需要が旺盛な状況が継続する見込みであり、供給面ではふすま発生量が依然として低調に推移していることから、需給の逼迫状況が継続する見込みである。
 輸入ふすまについても発生量が低迷している中、主要輸入先であるインドネシア・スリランカ等からの引き合いが強く、国内ふすまと同様に逼迫した需給が継続するものと見込まれる。
4.脱脂粉乳
 脱脂粉乳は、干ばつの影響によるニュージーランド産生乳生産量の大幅減少に伴う世界的な需給逼迫により産地価格が上昇しているため、大幅な値上げとなる。

5.海上運賃
 海上運賃は、6月上旬には43ドル/トン前後で推移していたが、南米産穀物の輸送需要の増加により一時47ドル/トン台となり、その後、夏場の荷動きが停滞したため現在は45ドル/トン台で推移している。
今後は、新造船の竣工が増加する一方、北米からの穀物輸送が増加することから、海上運賃は堅調推移するものと見込まれる。

6.外国為替
 外国為替は、6月上旬には98円前後であったが、その後米国の金融緩和政策が縮小しドル金利が上昇するとの観測から一時100円を越える円安となり、現在は99円台で推移している。
 今後は、日米両国とも景気回復基調となっていることから、一進一退の相場展開が見込まれる。

2.配合飼料安定基金
 平成25年10月~12月期の業界加重平均改定額である1,976円/トンの値下げに基づき、直前1年間の平均価格を上回っている700円/トンの補てんが、本日開催の理事会で正式決定しています。

3.相場チャート
 別紙のとおり

 



【問い合わせ先】 ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
Tel:011-232-6185