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ニュースリリース


2013年ニュースリリース

「平成26年1月~3月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2013.12.19

1.平成26年1月~3月期配合飼料価格
 平成26年1月~3月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、本会全畜種平均でトン当たり約700円値下げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。

(1)原料情勢
1.とうもろこし
 とうもろこしのシカゴ定期は、9月上旬には460セント/ブッシェル前後であったが、収穫期に入り単収が上昇し、大豊作になるとの見通しから弱含みとなった。11月には米国農務省需給見通しで、期末在庫率が大きく改善したことから、現在は420セント/ブッシェル前後で推移している。
 今後は、相場下落を受けた農家の売り控えや、輸出需要の増加が予想されるものの、在庫率の大幅な改善により相場は安定的に推移すると見込まれる。


2.蛋白質原料
 大豆粕のシカゴ定期は、9月下旬には460ドル/トン前後であったが、米国産大豆の期末在庫率が依然として5%台と低位にあること、東南アジア諸国の大豆粕需要が増加していることから、現在は500ドル/トン前後で推移している。
 国内大豆粕価格は、輸入大豆粕の価格が高止まりしていること、国内大豆粕の発生量が少なく、引き続き需給が逼迫していることから、今後も高値で推移すると見込まれる。


3.そうこう類
 ふすまについては、需給緩和傾向にあるため、若干の値下げ基調となっている。
一方、コーングルテンフィードは季節的に国産品の発生量が減少する中、需要は依然として強く、輸入品についても産地価格の上昇と為替円安により、値上げ基調となっている。


4.脱脂粉乳
 脱脂粉乳は、主産地であるニュージーランドの生乳生産量は回復しているが、中国向けの輸出需要が非常に強いことから産地価格が上昇しており、加えて為替円安の影響もあり、価格は大幅な値上げとなる。

5.海上運賃
 海上運賃は、9月上旬には46ドル/トン前後であったが、中国向けの鉄鉱石や石炭の輸出需要と北米産穀物の輸送需要が増加したことから、10月中旬には一時60ドル/トンまで上昇し、現在は55ドル/トン前後で推移している。
今後は、中国向けの輸送需要が引き続き増加するとともに、新造船の竣工が平成26年以降減少する見通しであることから、海上運賃は堅調に推移すると見込まれる。


6.外国為替
 外国為替は、9月上旬には100円前後で推移していたが、その後は円に対する安全通貨としての信任から円が買われ97~99円台のレンジとなった。しかし、11月に入り米国の金融緩和政策が当面継続されるとの見方から、円を売って株を買う動きが強まり、現在は102円台で推移している。
 今後は、米国の景気回復への期待感から緩やかに円安がすすむと見込まれる。

 今後は、日米両国とも景気回復基調となっていることから、一進一退の相場展開が見込まれる。


2.配合飼料安定基金
 平成25年度第4四半期の配合飼料価格は、直近1年間の平均価格を上回らないことから補てんは実施されない見通しです。

3.相場チャート
 別紙のとおり



【問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
Tel:011-232-6185