平成28年5月31日

報　道　各　位

ホクレン農業協同組合連合会

 

平成２８肥料年度　肥料価格について

 

１．価格交渉の経過

（１）平成28肥料年度（平成28年6月～平成29年5月）の価格について、1月より各メーカーと個別に交渉を行ってきました。

（２）ホクレンの改革プラン等で掲げた重点方策である「生産資材の更なるコスト低減」の着実な実践を念頭に、肥料原料価格や重油価格の値下がりを極力反映し、最大限の肥料価格引下げに努めてまいりました。

 

２．価格交渉の結果

（１）メーカーとの交渉は難航を極めましたが、最終的に本会取扱主要化学肥料の平均で15.6%の値下げでの決定に至りました。

（２）決定にあたって、①今後一年間調達する輸入原料について、本会として大きなリスクを抱えることにはなりますが、国際市況や為替変動を厳しく見通し、可能な限り安価に設定しました。②手数料率について、約1割削減し価格設定しました。

 

３．その他のコスト低減に向けた取り組み

肥料原料調達から道内の製造・流通および現場での技術対応までのトータルコスト低減に、中長期的に取り組んでまいります。

（１）肥料原料の新規ソース開拓（多元化）による肥料原料コストの低減に努めます。特に近隣諸国からの導入による物流コストの低減に取り組みます。

（２）リン酸減肥対応銘柄などの低コスト肥料について、施肥合理化試験圃場等での効果確認を行った上で、普及拡大に努めます。

（３）水稲直播や秋まき小麦の肥効調節型肥料入り銘柄等、省力化銘柄の取扱拡大に努め、生産者の総体的なコスト低減を図ります。

（４）低コスト・省力化に結びつく新資材や各種技術の実証試験を実施します。

（５）土壌分析診断により、適正施肥の推進を継続して行ってまいります。

 

※内容に関しての問い合わせは、下記にお願いいたします。

　　ホクレン農業協同組合連合会　資材事業本部　肥料農薬部

　　肥料課　（TEL：011-232-6158　FAX：011-222-6370）

以　上