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ニュースリリース


2017年ニュースリリース

ニュースリリース

「平成29年4月~6月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2017.03.27

平成29327

各 位

 

ホクレン農業協同組合連合会

 

「平成294月~6月期配合飼料供給価格」について

 

1.平成294月~6月期配合飼料価格

平成294月~6月期の配合飼料供給価格は、前期に比べ、為替が円安となり、とうもろこしや大豆粕などの主原料価格も値上がりしていることから、本会全畜種平均でトン当たり約500円値上げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。

 

(1)とうもろこし

とうもろこしのシカゴ定期は、米国産の大豊作が確定し12月には350セント/ブッシェル台で推移していたが、エタノール向け需要増加および輸出需要の増加などを背景に、370セント/ブッシェル台まで上昇した。その後、南米産の豊作期待から弱含み、現在は360セント/ブッシェル台となっている。

今後は、米国産新穀の作付面積や作付時の天候が注目されるものの、需給は安定していることから、相場は現行水準で推移するものと見込まれる。

 

(2)蛋白質原料

大豆粕のシカゴ定期は、12月には340ドル/トン台で推移していたが、多雨によるアルゼンチン産大豆の減産懸念により370ドル/トン台まで上昇した。その後、天候が回復し減産懸念が後退したことから値下がりし、現在は360ドル/トン台となっている。

国内大豆粕価格は、シカゴ定期の値上がりと、円安の影響により値上がりが見込まれる。

 

(3)そうこう類

コーングルテンフィードは、異性化糖の需要期となるため、発生量が段階的に増加する見通しで、需給緩和により値下がりとなる。

ふすまは需給が引き締まっており相場は上昇基調にある。

DDGSは、原油相場上昇により発生量が増加していること、および中国向け輸出が減少していることから価格は軟調に推移している。

 

(4)脱脂粉乳・ホエイパウダー

脱脂粉乳は、主産地であるEU・ニュージーランドにおける生乳生産量の減少により産地価格が上昇したことにより値上げとなる。

ホエイパウダーは、生産量減少により需給がひっ迫しているため、産地価格が上昇していることにより値上げとなる。

 

(5)海上運賃

米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、年末を控えた輸送需要の集中により40ドル/トン前後まで上昇した。その後、需要が一服したため、現在は38ドル/トン前後で推移している。

今後は、南米産穀物の輸送需要が本格化することから、海上運賃は底堅く推移するものと見込まれる。

 

(6)外国為替

外国為替は、11月上旬には110円前後であったが、トランプ新大統領の経済政策に対する期待が高まったことや、米利上げ観測が高まったことなどから急激に円安が進み、12月中旬には一時118円台まで上昇した。その後、政策の不透明感から円高に転じたのの、米利上げが決定したことから再び円安となり、現在は113円台となっている。

今後は、各国の金融政策や米国の経済政策により、一進一退の相場展開が見込まれる。

 

2.配合飼料安定基金

平成2946月期の補てん単価は、平成297月下旬の安定基金理事会で決定されます。 

 

3.相場チャート

    別紙のとおり

 

 

【この件の問い合わせ先】

  ホクレン農業協同組合連合会 畜産生産部 飼料推進課

℡ 011-232-6185

 

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