
北海道における米の作付面積は113千ha(主食用米)、生産量は約60万t(22年産米生産数量目標)と、多くの農畜産物が全国一の生産量を誇る北海道では、お米についても新潟県とトップを競う代表的な産地として発展してきました。
北海道の稲作生産は、一戸あたりの作付面積が全国平均の約5.5倍と大規模で生産性が高く、また、冷涼で湿度の低い気候により、稲の病害虫の発生が少ないため、農薬の使用量を抑えるなどしてクリーンな米づくりを実現しています。
北海道ではこれまで耐冷性や良食味に関する品種の育成を行ってきた結果、多くの品種が生み出され、現在多く作付けされている品種として、『きらら397』『ほしのゆめ』『ななつぼし』の3品種があり、この3品種でおよそ作付けの8割以上を占めます。また、近年、『おぼろづき』や『ふっくりんこ』そして、平成21年産からは期待の新品種『ゆめぴりか』も登場し、それらは北海道米の高級ブランド米として人気が高まっています。
北海道では、タンパク含有率が低いお米を高品質米として仕分集荷する取組みに全国で唯一、都道府県単位で取り組んでおり、また、より安全で安心なお米の生産流通に取り組むため、平成15年産から「北海道米あんしんネット」の取組みを開始しています。
これは、全道各産地が農薬の使用について「統一栽培基準」を作成し、「栽培履歴」の記帳などを通じて栽培情報を管理するとともに、残留農薬などの安全性検査の実施により北海道米の安全性と信頼性の確保に努めるものであり、栽培内容や取組み生産者などの情報をホームページ上で公開しています。

また、主食用のお米以外にも、日本酒の原料である酒米の生産も行っており、『彗星』『吟風』などの品種が生産されています。これら酒米を使用した清酒が全国新酒鑑評会において金賞を受賞するなど、北海道の酒米は近年高い評価を受けています。
もち米も、北海道は国内最大の産地であり、高い純度を保つためもち米専作団地を形成し生産しています。
『はくちょうもち』『風の子もち』の2大銘柄は、柔らかさも粘りも長持ちするため、赤飯・おこわに適しており、大福や白玉など幅広く使用されています。