農業応援部門

	優秀賞

　十勝は昔から豆の産地で、農家等を中心に自家製のみそを作ったり、地域農産物を使った伝統料理を楽しむといった心豊かな生活を送っていました。「手前味噌の会」は、農業を主とする十勝の消費者として、そのような農村地域の食文化を享受できないかと考え、ボランティアとして平成9年から活動をはじめました。毎年3月に、地域でとれた大豆を利用した味噌の手づくり講習会「百人みそ」を十勝管内の市町村で開催し、10年間の活動の中で延べ1,000人を超える人々に大豆食文化を伝えています。
　平成14年からは活動の場を日高にも広げ、地元の昆布を利用した味噌づくりを広めていきました。また十勝では自ら講習会を企画・運営するグループの育成にも取り組み、これまでに13ものグループが誕生しました。地元産の農産物の料理方法を広めるための講習会や、PTAのレクリエーション活動の一環として小学生対象の味噌づくり講習なども行い、地元でとれるものを食生活の柱とする身土不二の考え方や、地産地消の活動を広げています。