農業応援部門

	優秀賞

　「北海道幌加内高等学校」は、「そば打ち」を授業に取り入れたのをきっかけに、平成6年から地元の特産物「そば」をテーマとした教育を実践しています。現在、生徒全員が実習や座学などで総合的にそばを学ぶとともに、全国麺類文化地域間交流推進協議会が主催する「素人そば打ち段位認定」に参加。平成16年からは生徒全員が挑戦し、数多くの有段者を誕生させています。
　そばを中心とした地域との交流活動も活発で、町内外の各種イベントに積極的に参加し、そば打ち教室や、そば店の出展、農産物・加工品販売などで幌加内そばをPRしています。また、田植え時期の農業体験学習は、高齢化が進む地域農業の手助けとなり、生徒自身も体験を通して、苦労や喜びを学びとっています。過疎化、高齢化が進む幌加内町にとって、生徒の活動は明るい話題をもたらし、まちの希望の星といえるでしょう。生徒にとっても、さまざまな交流活動は社会性を養う良い機会であり、「農」と「食」の大切さを学びながらの地域貢献として、その活動は高く評価されています。