過去の受賞者

■ 第1回 ホクレン夢大賞 受賞者経歴及び活動内容

農業応援部門


 大 賞 

北海道東藻琴高等学校 殿

昭和54年以降の生乳計画生産を受けて、余剰生乳の有効利用を目的として、農業関係者らと提携し加工研究を開始。57年カマンベールチーズの製造技術を確立する。以後、村営のチーズ工場へ生産を移行。また豚肉の加工も手がけ、地場農産品の高付加価値化の牽引的役割を果たす。添加物を一切使用せず自然の持ち味を生かしたハム・ソーセージ「ひがしもことスモーク」の商品化にも成功。村立の高等教育機関として後継者育成はもちろん、地場産業の活性化、生涯教育の場として地域に学校開放をするなど、高校教育の概念を越えた地域との深い関わりは、北海道はもとより日本全国からも注目を集めている。昭和28年開校以来一貫して「花を育て、心を育てる」ことを教育目標に、自ら学び才能を伸ばすという意味を込めた校訓「耕心」を掲げている。また、多様化する農業新時代を想定し、バイオテクノロジーを利用したバラの養液栽培、特産の長いもの組織培養など地域農業の課題にも挑戦中。40年にも渡る歴史の中で、農業者に夢と希望を与え、21世紀の地域農業の発展に向けさらに期待は高まる。


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