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■ 第2回 ホクレン夢大賞 受賞者経歴及び活動内容

農業者部門


 大 賞 

農事組合法人 柏台生産組合 殿

昭和48年に全面共同経営組織として設立された柏台生産組合。2年後、初代組合長の急逝により、生産者が安心して農業に従事し、家族の幸せを守ってゆくための対応策に取組始める。そこで、福利厚生や災害・老後の保障、健康管理などの問題を解決してゆくことで担い手の育成にもつながると活動を開始。昭和50年には国民健康保険から社会保険に切り替え、51年には安定した生活設計ができる農林年金に加入した。現在、4戸の完全共同経営で給与制で運営している。特に定年制を採用しているのが特徴で、5名の該当者は安定した老後の生活をしており、地域の老人クラブなどに積極的に参加。農作業繁忙期には臨時雇用として労力の提供をするなど定年後も組合との関わりは深い。平成6年からは全組合員が人間ドック検診を実施、受診料は組合が全額負担。健康面での管理にも留意している。こうした災害・老後保障や福利厚生の確立は、若い担い手が農業に夢と希望を持って従事できる基盤づくりにもつながっている。さらに若い構成員を率先して地域の研修会などに参加させ知識を高めている。海外の農業事情を実際に見て肌でふれてもらおうと農業青年海外研修にも参加。組織力をいかして積極的に取組んでいる。生産者自らが働く環境の整備に取組む姿勢は、地域はもとより農業の将来に夢と希望を与えるものである。


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