過去の受賞者

■ 第2回 ホクレン夢大賞 受賞者経歴及び活動内容

農業応援部門


 大 賞 

有限会社ファム・エイ 殿

平成元年、民間会社では道内発のヘルパー組織、ファム・エイが誕生した。国の酪農ヘルパー事業が発足する前のことである。農協やヘルパー利用組合などの全面的バックアップをうけ、農家資本が6割という組織ではあるが、経営者の“地域の基幹産業・酪農に貢献したい”という熱意が設立の大きな要因だ。酪農経営に「真のゆとり」を提供するために、定休日型ヘルパーを基本とし、計画的な農休日活用を推進するのが主な事業目的。ヘルパー要因はとして応じたのが酪農に縁がなかった人たちもいて、組織や農家に新しい刺激をもたらすことになる。設立当初、わずか2日だった1戸あたりの年平均利用日数が平成7年には7.7日と飛躍的成長を遂げる。中標津、別海町西北部の580戸の酪農家のうち、60%以上の加入率で全国にも類を見ない事業となった。ヘルパーの中には「明日の酪農」を夢見て新規就農した人材もおり、担い手育成にも大きく寄与している。経営者の熱意が地域と信頼関係を築き、農業に新たな夢と希望を与えた実績は大きい。


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