農業応援部門

	優秀賞

北海道そば研究会は昭和63年に､日本一の生産量と高品質を誇る北海道のそばの消費拡大を目的として発足した。会長はそばやの店主で､会員は様々な職種が集まった「そば好き」の集団。その活動は独創的で､生産者の立場を理解するためにはじめたそばの「手刈り体験」や交流会など多彩だ。なかでも実際に美味しいそばを生産者自身に知ってもらった上で､作付､収穫､乾燥､選別までアドバイスし､生産者や農協の意識改革にもつなげてきた功績は大きい。浦臼そば生産部会をわずか5年で農林水産大臣賞へ導くなど､応援するというスタンスより､ともに高まろうとする姿勢が強くうかがえる。今後イベントやシンポジウムなどによる活動はもちろん将来的には「そばの館」のような施設の建設にも夢を持ち意欲を燃やしている。生産者と2人3脚で取組むだけではなく､北海道農試からの依頼で食味試験をするなど北海道そばの普及に大きく貢献している。