過去の受賞者

■ 第4回 ホクレン夢大賞 受賞者経歴及び活動内容

研究普及部門


 大 賞 

北海道養豚の共同研究グループ 殿

いま、食卓で話題の「SPF豚」。道立滝川畜産試験場とホクレンが官民共同で開発した、クリーンで健康的な豚肉である。SPFとは「特定の病原菌をもたない」という意味で、豚に悪影響を及ぼす病原菌を完全に排除した状態で育てる豚のこと。昭和54年から研究がスタート。道内初の研究ということで、試行錯誤を重ねながら、新しい種豚ハマナスW1を開発。発育が早く、脂肪が薄く、さらに繁殖能力も高い理想的な種豚を開発できたことは、研究に大きな弾みをつけた。そして、平成3年に滝川スワインステーションが完成。クリーンな豚舎と病気を入れない徹底した衛生管理システムがしかれ、本格的なSPF豚育成がはじまり、現在では、道内6ヶ所の認定農場で生産されている。うれしかったことは消費者から「やわらかい」「くさみがない」など、おいしさへの評価がとても高かったこと。安全とおいしさはつながっていることをSPF豚は証明したと言える。今後はそのおいしさの部分をもっと追求して、ますます良い豚肉を作りたいとスタッフは意欲を燃やしている。


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