過去の受賞者

■ 第6回 ホクレン夢大賞 受賞者経歴及び活動内容

研究普及部門


 大 賞 

北海道農業施設協議会 殿

 「北海道農業施設協議会」では、 北海道大学、専修大学、道立中央農業試験場の専門家が集まり、お米など農作物を貯蔵する農業施設を研究。そして今回、実用化された新技術が「寒冷気候を利用した超低温貯蔵技術」です。
 これは、お米が籾貯蔵されているカントリーエレベーターに、冬の冷たい外気を送りこみ、氷点下でお米を冷却保存する技術。「寒い冬がある北海道だからできた技術です。新米に近い状態で鮮度と食味を保持できるので、いつでもおいしいお米を出荷できるようになります」と伊藤会長。そして、この画期的な発想が実用化できたのも、「実験に快く協力してくれた、上川ライスターミナルの現場のみなさんのおかげです」と、実験の中心メンバー川村助教授は話します。
 現在は、2カ所のカントリーエレベーターで「超低温貯蔵」が稼働中。新しく着工する3施設でも稼動する予定です。おいしいお米を、いつでも全国へ届けるために。食料基地・北海道を支える、新たな技術の風が吹きはじめています。


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