研究普及部門

	優秀賞

　北陽製紙札幌営業所では、収穫後の処分が問題となっている「ポリマルチ」にかわって、環境にやさしい「畑作用紙マルチ」を開発。ダイオキシンが社会問題となりつつあった平成５年に、いち早く「紙マルチ」の開発に着手。テストを繰り返しながら実用化をめざし、平成７年７月に発表、道内外から大きな反響を呼びました。
　紙マルチの特性は（１）夏場の苗焼けが発生しにくい。（２）雑草の発芽を抑え除草効果が抜群。（３）昼夜の温度差が少なく保温性が良好。（４）通気性があり病気が発生しにくい。（５）撤去が不要であり、ロータリー処理で自然還元できる。以上のような利点から、北海道はもちろん全国でも紙マルチを利用する農家が増えており、今後もさらに研究・改善が進められ、いっそうの普及が期待されています。