過去の受賞者

■ 第6回 ホクレン夢大賞 受賞者経歴及び活動内容

農業者部門


 大 賞 

美唄市グリーンアスパラ生産組合 殿

 9月中旬まで収穫できる、道産グリーンアスパラが登場し、市場で人気を呼んでいます。名前もユニークな「こもれび栽培-夏得物語り」を栽培しているのは、「美唄市グリーンアスパラ生産組合」です。
 農協、美唄市、農業改良普及センターと協力し、平成5年から佐賀県の「立茎栽培」を参考に試験栽培を行い、夏秋どりに成功。春は従来通りの方法で若芽を収穫し、その後、親茎にする芽を1株当たり5本ほど伸ばし、夏から秋に出る若芽を収穫します。懸念されていた翌年の株への影響もなく、平成10年には美唄方式の栽培マニュアルも完成。
 今後の課題は、新規作付をさらに増やしていくこと。「まずハウス栽培で技術を習得してもらって、その後、露地栽培に移行してもらうように進めています」と内山組合長。また、道内各地から視察を希望する声も多く、「九州から教えてもらったように、今度は私たちが伝える番。北海道のグリーンアスパラが長く食べられることは、全国の人にも喜んでもらえるでしょう」。美唄のチャレンジは、北海道農業の可能性をまたひとつ広げています。

 


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