農業者部門

	大　賞

　平成３年、農村リーダーの育成をめざし市内の農協から選ばれた１６名が集まり、「旭川農業２世紀塾」が誕生。「まず自分たちにできることは何かという議論を、半年間、徹底的にやりました」と初代幹事の古屋さん。その後、塾生から出てきたテーマを掘り下げ、実行へと移します。
　平成５年に開設した「旭川農村婦人大学」もそのひとつ。農村女性にとって、月１回、通いつづけるのは大変なことですが、「忙しい中、時間をやりくりして集まるので、みなさんとても真剣です。ご家族も、その日は母さんの農休日と励ましてくれるようです」と４代目幹事の山川さん。
　消費者交流では、平成７年から「旭川市民農業大学」がスタート。市民から学生を募り、１年間の農作業を実際に体験してもらうことで、農業への理解がいっそう深められています。２世紀塾は、活動が軌道にのると、市民や地域グループに運営をまかせていくことも特徴です。「次は何をはじめようか」。塾生のまなざしは、つねに次の農業問題へと向かっています。