個性が香る、
北海道小麦。

個性が香る、北海道小麦。

北海道は、
生産量日本一

 小麦の生産量が日本一の北海道。米と同様に、さまざまな品種が作られています。代表的なのは、白さときめ細かさが特徴で、道内の秋まき小麦の作付面積の9割を占める『きたほなみ』。パンが作れる国産小麦として不動の人気を誇る『春よ恋』。〝超〟強力粉に分類される『ゆめちから』です。品種を開発する際は、「品質」はもちろんのこと、「耐病性」「製粉のしやすさ」…などあらゆる点をクリアする必要があり、現在も多様な用途に向けた品種が研究されています。
 小麦は粒の硬さやタンパク質の量によって硬質、中間質、軟質に分類され、タンパク質の多い順に「強力粉」、「中力粉」、「薄力粉」と呼ばれています。ご存じの方も多いでしょうが、パンがうまく膨らむかどうかは、このタンパクの含有量がカギを握ります。
 パン、うどん、ラーメン、ケーキ…。実に幅広い用途に使われている北海道の小麦について、今号では生産者、製粉会社、メーカーなど、さまざまな角度から紹介します。これを読めば、道産小麦がますますおいしく感じられるはずです。



※令和元年産 農林水産省統計資料