14JAが結集したオホーツクブランドの拠点
オホーツクビーンズファクトリー
- 大空町広域穀類乾燥調製貯蔵施設 オホーツクビーンズファクトリー
網走郡大空町女満別中央271番地
TEL.0152-77-6161
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森谷さんの白花豆や石田さんの小豆など、オホーツク地方で収穫された豆類を集荷して選別調製し、全国へ販売するための施設が『オホーツクビーンズファクトリー』です。
2018年度から操業を始めたこの施設は、延べ床面積約2万㎡で豆の調製施設としては道内最大。一般的に、農作物は地域ごとに選果場や貯蔵施設が設けられていますが、ここオホーツク地方の豆類は、各地にあった施設を一つに集約。全地域の14JAが共同で利用しているのが最大の特徴です。同ファクトリーが扱う豆類は11品目で、主な品種だけでも20近くにも上り、一施設が取り扱う豆の品ぞろえでは国内最多を誇ります。
オホーツクブランドへの興味の喚起に一役買っているのが、農作物の施設とは思えない英語表記の外観や、洗練されたパッケージ。これは〝50年続く工場に〟との思いから、若い世代の意見を採用したものだそう。実際に「かっこいい!」といった声も多く寄せられているそうです。
高速で流れる豆の一粒一粒をカメラで捉え、色の悪いものを一瞬で弾く色彩選別機。
穀類調製施設としては全国でも先駆的な食品衛生対策を行う同ファクトリーでは、手選別室の入場口に、異物の混入を防ぐためエアシャワーを設置しています。さらに、紙袋に印字された個別番号から生産者まで追跡できるトレーサビリティーを確保するなど、安全管理にも最新のシステムが駆使されています。
注目すべきは設備だけにとどまりません。従来の施設の場合、生産された豆は収穫後すぐに工場に運び込まれ、到着した順から調製するのが通例でした。しかし、ここでは工場に運び込む前に生産者ごとのサンプルを一軒一軒格付けし、出荷ロットごとに均一の品質となるような共同調製計画を立ててから受け入れを行なっています。
14 JA地域・18市町村という広いエリアを対象とした同ファクトリーならではのこの仕組みは、買い手のニーズにより近い調製も実現し、これまでオホーツクの豆類を仕入れてきた取引先からの評価も上々のようです。
地域一丸となって、50年続くオホーツクブランドを築くー工場の設備やシステムの一つ一つに、その思いが宿っていました。
手選別室では、皮切れや色の濃さなどを最終的に人間の目でチェック
網走郡大空町女満別中央271番地
TEL.0152-77-6161