北海道産農畜産物の道外移出量


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北海道で生産された多種多様で、かつ、膨大な量の農畜産物は、その多くが北海道外に移出されています。上のグラフを見ると、北海道産農畜産物の生産量に占める道外移出量はいずれも5割以上で、小麦、砂糖、でん粉、雑穀類は8割以上に及びます。全体では、約334万tが道外へ運ばれています。
ホクレン物流部の道外移出の取扱量は、2022年度で193万t。生産者のもとから集荷した農畜産物をいつ・どこへ・どのくらいの量を運ぶのか。多岐にわたる関係先と調整を重ね、品物や地域などさまざまな条件下に応じた最適なプランを練り上げ、将来にわたって「持続可能な物流体制」を作り上げることが、物流部の役割です。
生産者の皆さんが心血を注いで育てた農畜産物をおいしいまま食べていただくには、安定的に、正確に、品質を保持した状態で運ぶことが至上命題です。加えて、余すことなく運び切るためには、近年のドライバー不足や諸物価高騰もにらんで輸送力確保と物流コスト抑制の両立を図らなければなりません。
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