道産酒がもたらしてくれるのは“笑顔”
歌手・タレント 小橋 亜樹さん
北海道を拠点にテレビ・ラジオ、イベントMCなどで活動中。
2018年「ぶらぶらぶらり/酔い℃(おんど)」で歌手としてメジャーデビューし、20年9月「こはし暖簾」を発売。
取材協力:チセのある個室居酒屋 海空のハル
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歌手・タレント 小橋 亜樹さん
北海道を拠点にテレビ・ラジオ、イベントMCなどで活動中。
2018年「ぶらぶらぶらり/酔い℃(おんど)」で歌手としてメジャーデビューし、20年9月「こはし暖簾」を発売。
取材協力:チセのある個室居酒屋 海空のハル
日本酒好きが高じて、私が唎酒師の資格を取得したのが2014年。それ以降、日本酒に関連するお仕事を数多くいただくようになり、道産酒のイベントやテレビ番組の出演、お酒がテーマの歌を歌うなど、道産酒の魅力を広く発信しています。
道産酒米の品質は、どんどん良くなっていて、現在、全国的にもトップクラスといえます。その結果、道産の酒米を醸した酒は、海外の品評会でも続々と入賞し、世界的にも評価が高まっています。こっくりとしたうま味を醸し出す『吟風』。キリリとした味わいを楽しませる『彗星』。優しくまろやかなおいしさを生み出す『きたしずく』と、それぞれに持ち味が際立っていて、数多くある道産酒から一つを選ぶのは、宝探しのようなワクワク感があります。2020〜21年には新たに酒蔵が増え、食の宝庫と呼ばれる北海道が、日本酒の宝庫と呼ばれる日も近いのではないでしょうか。
日本酒は、香りと味で大まかに4つのタイプに分類できます。「薫酒〈香りが高い〉」「爽酒〈淡麗で軽快〉」「醇酒〈コクがある〉」「熟酒〈熟成系〉」で、タイプごとに好みの飲み方を見つける楽しみも。中でも私がハマったのは、水を少量入れて凍らせたグラスに熟酒を注いでいただく飲み方。普段日本酒になじみのない方にもお勧めしたいおいしさです。
北海道の農畜産物と同じく、北海道の日本酒が私たちにもたらしてくれる笑顔のありがたさをいつも感じています。コロナ禍で、ソーシャル・ディスタンシングが当たり前になりつつありますが、日本酒は心と心の距離を縮めてくれます。これからも道産酒を媒介に、今までなかった交流が生まれ、盛んになればうれしいです。
酒器にも注目。ワイングラスのように見える酒器は、純米酒専用のグラス。
一本の道産酒には、生産者さんや杜氏さん、そのほかお酒に関わる方々、お一人お一人の大切な思いも醸されています。そうした目に見えないものもおいしさとなり、私たち消費者の心に広がります。その味わいを伝えていくのが私の使命です。
今はただ新型コロナウイルス感染症の終息を願うばかりですが、2021年は皆さんと一緒に、笑顔で道産酒を飲み交わせる年になりますように!
北海道の酒蔵一覧はこちら(PDF) >
「芳醇な香りがものすごく広がって、より一層おいしく感じます」と小橋さん