コーポレートガバナンス
ホクレンにおけるコーポレートガバナンスとは、会員(総会)と業務執行を担う理事会との間における統制の仕組みであり、経営上の重要な課題のひとつとして位置づけています。
業務の適正を確保するための体制
ホクレンでは、業務の適正を確保するための体制に関わる基本方針を以下の通り定めています。
詳しい内容は「内部統制システムに関する基本方針」をご覧ください。
- 理事および職員の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
- 理事の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
- リスク管理に関する規程その他の体制
- 理事の職務の執行が効率的に行われていることを確保するための体制
- 財務報告の適正性および信頼性を確保するための体制
- 子会社における業務の適正を確保するための体制
- 監事が、その職務を補助すべき職員を置くことを求めた場合における当該職員に関する事項
- 理事および職員が監事に報告を行うための体制および監事への報告に関する体制
- その他監事の監査が、実効的に行われていることを確保するための体制
- 反社会的勢力による被害の防止
- 内部統制システムの整備・運用状況の報告
基本的な考え方
ホクレンは経営理念に適った系統活動を通じ、組織価値を高めるとともに、すべてのステークホルダーからの信頼を得て北海道農業の発展に寄与し、また豊かな社会の実現に貢献するために、会の業務の適正を確保するための体制(以下、「内部統制システム」という)の整備に関する基本方針を定めています。
また、すべての子会社(全12社※)はホクレンが定めた基本方針に基づき、会社毎に内部統制システムを整備し、これを各社取締役会において決議しています。
「内部統制システムに関する基本方針」については、ホームページをご覧ください。
https://www.hokuren.or.jp/about/guide/governance/data/policy.pdf
※「ホクレングループの概要」参照(36ページ)
コーポレートガバナンス体制図
内部統制システムの整備・運用
内部統制システムの整備・運用については、代表理事会長を委員長とする「ガバナンス委員会」と、そのもとに代表理事専務を部会長とする関連4部会「内部統制システム部会」「コンプライアンス・リスク管理部会」「危機管理部会」「食品品質・表示管理部会」を設置し、内部統制の専門的管理・推進体制を整備し、業務の有効性及び効率性の向上を目指しています。
リスクマネジメント
今日の企業が抱えるリスクは、従来とは比べ物にならないほど複雑化、多様化しています。また従来の予測の範疇に収まらないリスクが今後発生する可能性があります。こうした状況の中で、リスクを制御・回避し、万が一危機に陥った場合には追加的な危機の防止など、その影響の最小化に努め、再発防止策を講じる必要性が高まっています。ホクレングループでは、「危機管理マニュアル」を制定し、リスク管理や危機発生時に全役職員が迅速かつ的確な対応をする上での行動基準として活用しています。
コンプライアンスの推進
ホクレングループでは、系統理念を礎とし、役職員が共有すべき「使命」と「基本的価値観」を示した経営理念を実現するための行動指針として、「役職員行動規範」を定めています。
また、職場の健全性を維持し、より風通しの良い、オープンで透明性の高い職場風土を確保するために、内部通報・相談窓口に加え、外部通報窓口:「ホクレングループ・フレッシュライン」(窓口:法律事務所)を設置し、課題の早期解決に向けて取り組んでいます。