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情報ひろば


バーチャル〝ミルク大学〟で 酪農や牛乳について学ぶ

2021.09.10

バーチャル空間の大学で交流する参加児童たち
 
 北海道牛乳普及協会とホクレンは9月4、5の両日、道内の小学5、6年生を対象に、酪農や牛乳について理解を深めてもらう「元気!ミルク大学」をオンラインのバーチャル(仮想)空間を舞台に開催、応募者の中から抽選で選ばれた約30人の児童が、パソコンの画面を通じて、江別市の酪農学園大学の講師陣の講義を受けたほか、自分の分身として表示されるキャラクターの「アバター」を使って、参加者同士の交流を深めました。
 
 「元気!ミルク大学」は一昨年まで、同大学の協力を得て、毎年夏に3泊4日の合宿形式で開催。道内の小学5、6年生約40人が、乳牛の世話などを実際に体験しながら酪農について学んできました。
 
 しかし昨年は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、実際の大学での開催を断念。新たに開設したオンラインサイトやテレビの関連番組などを通じた講義に変更して実施しました。
 
 さらに今年も、コロナ禍の収束が見通せない状況が続いていることから、新たな手法として、バーチャル空間を共有するクラウドツールを活用しての開催とし、オンライン上で講師と参加児童、さらに児童同士が双方向でコミュニケーションを図れるよう工夫しました。
 
バーチャル授業の一コマ
 
 最初はまず、パソコンを使ってバーチャル空間の大学にアクセスした参加児童たちに、スタッフがアバターの設定方法やツールの操作方法などを説明。入学式では主催者を代表して同協会の西川寛稔会長(ホクレン副会長)が「元気!ミルク大学を通して、牛のことや酪農を学んでいただき、未来を担う皆さんに牛乳乳製品を大好きになって欲しいです」とあいさつ。酪農学園大学の堂地修学長も「残念ながらオンラインでの開催となりましたが、楽しんで学び、今よりももっと牛乳・牛・酪農が好きになっていただけることを期待しています」と歓迎の言葉を述べました。
 
 1日目は、酪農学園大学の中辻浩喜教授の「ミルクについて考える講座」と森田茂教授の「牛の行動と気持ち講座」が、また2日目は、泉賢一教授の「酪農を学び体験する講座」と栃原孝志講師の「乳製品の製造過程について」と題した講義があり、牛の行動や牛舎での作業の様子などを事前に撮影した映像を交えながらのオンライン授業を通じ、児童たちは北海道酪農の実際を楽しみながら学びました。
 
講師陣からは画面を通じてクイズの出題も
 
 児童たちからは「牛の胃の中の微生物はどこから来るの?」などの質問があり、講師たちは、それぞれに丁寧に回答。放課後のオリエンテーションでは6班に分かれて「謎解きゲーム」にも挑戦しました。
 
 今回、授業で使用した映像は10月中をめどに、YouTubeの「元気!ミルク大学」チャンネルでも紹介する予定です。
 
【「元気!ミルク大学」チャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UC3CGb7MfDMBwP11_c4KZ1Rg