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情報ひろば


赤胴大会中止で贈った記念品 小学生剣士らから感謝の手紙

2020.10.05

 
 ホクレンが協賛して毎年夏に開催されてきた「赤胴」少年剣道錬成大会が、今年は新型コロナウイルスの影響により中止となったことから、ホクレンは練習に励みながらも出場がかなわなかった北海道内の小学生剣士たちに、記念品としてオリジナル手ぬぐいなどを贈りましたが、それに対する感謝の気持ちをつづった小学生剣士たちの手紙が、北海道剣道連盟発行の広報誌「剣友 北海道」10月号に掲載されています。
 
 同大会は、約3000人といわれる道内小学生剣士たちが出場を夢見る伝統の大会の一つとなっており、今回、その夢がかなわなかった剣士たちにホクレンは、激励の意味を込めて、防具の面を被る際に頭に巻く面手ぬぐいと牛乳贈答券を記念品として贈りました。
 
 手ぬぐいには、世界選手権の優勝経験を持つ本道を代表する剣士で、道内の小学生剣士たちの憧れでもある栄花直輝・教士八段と安藤翔・五段がそれぞれ揮ごうした「清新」、「直心」の書が刷り込まれています。
 
記念品として贈った面手ぬぐいの図柄
 
 寄せられた手紙には、「一生けん命稽古してきましたが、赤胴大会がなくなってしまい、くやしさでいっぱいでした。そんな時に面手ぬぐいなどをもらい、はげまされました」(札幌市北区・小学6年)、「どんな手ぬぐいなのかとワクワクしながら広げてみると、世界一になった栄花先生と安藤先生の言葉が目に飛び込んできました。どんな時でも素直な気持ちや、真っ直ぐな心が大切なんだと気付かされ、練習が辛くなった時は、この言葉を思い出して、立ち向かっていこうと思います」(苫小牧市・小学6年)など、小学生剣士たちの喜びが率直につづられています。
 
 また、牛乳贈答券についても、酪農地帯の中頓別町の剣道指導者が「道場の半分の剣士が酪農家さんの子供ということもあり、牛乳券をいただいたことで、(自分の)家族が生産した牛乳を、いつもとは違った気持ちでいただけるのではないかと思います」などと、感謝の気持ちを伝えています。
 
 
手紙に添えられていた苫小牧至誠館(上)と中頓別剣道連盟の剣士たちの写真