新型コロナウイルスは、2020年1月に国内最初の感染者が報告され、その後2月以降に拡大しました。2月28日には北海道独自の「緊急事態宣言」が発令。4月には全国でも「緊急事態宣言」が発令されたことにより、北海道産農畜産物の消費は大きな影響を受けました。ホクレンは影響を受けた品目などに対する消費拡大施策や、道内出身タレントやスポーツ選手からの生産者への応援メッセージなどを発信しました。
新型コロナウイルスによる「学校給食の停止」「インバウンドなどの観光需要の減少」「外出やイベント自粛」により、北海道産農畜産物の消費は大きな影響を受けました。学校給食用の牛乳、米、お土産菓子用の小豆や砂糖、乳製品、飲食店向けの牛肉や冷凍食品、イベント用の花きなど多品目で需要が大きく減少。一方、「巣ごもり需要」と呼ばれる家庭内での消費は増加しました。
ホクレンでは、医療関係者への支援や、需要が落ち込んだ品目の消費拡大に向けたさまざまな取り組みを実施しました。特に生乳については、ホクレンの取り組みに加えて、消費者の積極的な消費や、乳業メーカー各社の協力もあり、処理不可能乳の発生を回避できました。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、食料の安定供給の重要性が高まっています。ホクレンは今後も北海道から農畜産物の安定供給に努めてまいります。
牛肉、酒米、青果物など北海道産農畜産物への影響とともに、生産者の努力やそのおいしさを伝えることで、つくる人と食べる人を「おいしい」という言葉でつなぐプロジェクト。消費者から生産者への応援メッセージの募集や北海道産農畜産物をおいしく食べてもらうためのキャンペーンの紹介や、イベント、情報発信を行っています。
Aコープチェーンでのよつ葉牛乳キャンペーン、北海道ひとはこ物産展、TRY MILK、医療関係者などへの牛乳の無償提供。