ホクレンのCSRの活動は、豊かな社会の実現を目指し、
2014年度より5つの活動目的のもとに
「HOKUREN Seeds PROJECT」に取り組んでいます。
支援~Support、 教育~Education、 環境~Ecology、 振興~Development、 社会的課題~Social subjects
これらの頭文字をとって「HOKUREN Seeds PROJECT」と命名し、
ロゴマークを制定しました。
くるるの杜は、食べ物が生育しているところから、食卓にのぼるまでを一体的に体験することができる施設です。消費者の皆さまと生産者を結ぶ「食と農のふれあいファーム」として、2010年の開業以来、約370万人の方にご来場いただいています。
北海道産の農産物の紹介を通じて、野菜を身近に感じ、食の大切さを学んでもらいたい。そんな思いで開かれている食育授業が「Greenベジフル教室」です。先生役は生産者やJA、ホクレン職員。2019年度までは全国の小学校を回り、じゃがいも・玉ねぎ・かぼちゃといったその時々のテーマ野菜について授業を行ってまいりましたが、2020年度は感染症拡大に伴い、じゃがいも・玉ねぎについて生産者が出演したDVDを作成し、小学校へ配布させて頂きました。
ホクレン食と農のふれあいファーム「くるるの杜」の体験プログラムに、JA道青協・JA道女性協がリモートで参加しました。プログラムでは、脱穀作業の後、参加者からの質問にJA道青協・JA道女性協の方がオンラインで答えるコーナーを設け交流を深めました。
また、JAの青年部も体験プログラムに参加し、生徒たちと一緒におはぎ作りや雪中野菜の掘り出し体験を行いました。参加者からは「生産者の話を直接聞いて農業への理解を深めることができました」といった喜びの声が届いております。
今後も食育活動の拠点として、JAや生産者の協力を得ながら、くるるの杜ならではの体験プログラムの企画や、生産者と消費者の交流機会の場を創出していきます。
ホクレン女子陸上競技部では北海道内各地の小学校で「みんなで走ろう!陸上教室」を開催し、走り方の基本や基礎トレーニング方法などを分かりやすく指導しています。この活動は2011年から続けています。また、北海道の5地域での陸上競技大会「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」に協賛し、陸上競技の第一線の選手を応援しています。
ホクレンでは、次世代の北海道を担う青少年の健全な精神の育成を目的に、「ホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権大会」や「赤胴」少年剣道錬成大会を応援しています。
歴史あるこれらの大会は、北海道内の少年野球ならびに剣道大会としてはトップクラスの大会として開催されています。
広く北海道民に親しまれ、そして喜びや感動を育む活動を、今後も継続して実施することで、日々の活力を支えていきます。
パールライス部は球団が北海道へ本拠地移転した2004年から「頑張れファイターズ‼無洗米」を商品化し、2009年からは売上1kg当り1円を積み立て、北海道の水資源を守るべく河川・海の清掃活動を球団と本会の共同プロジェクトとして実施してきました。
2011年からは「スポーツ応援米(ゆめぴりかブレンド)」を発売し、公益財団法人北海道スポーツ協会とホクレンが共同でスポーツを通じ「北海道の子ども達の心と身体を育てる」事業を展開し、売上1kg当り1円を同協会へ寄付し、トップアスリートチャレンジ等の子どものスポーツ体験・活動を支援してきました。
予てより販売を通じて地元「北海道」の地域貢献活動を展開してきた、両商品を統合・リニューアル発売し、ファイターズと共に新たな北海道応援プロジェクトを始動します。
新商品は継続して売上の一部(1kg×1円)を積立の上、公益財団法人北海道スポーツ協会へ寄付を行い、「北海道の子ども達の心と身体を育てる」事業へ活用し、ファイターズとホクレンにて「北海道の未来を担う子ども達の健やかな成長」を支援する他、トップアスリートチャレンジや食育企画を道内各地で順次実施します。
製糖工場で砂糖を製造する際、排水処理の過程で汚泥(微生物菌体など)が発生しますが、これは従来、産業廃棄物として埋め立てられていました。一般的にこの汚泥は溶融処理を加えてセメント原料や建設資材原料として利用されていますが、ホクレンでは専用の乾燥機を用いて乾燥処理を行い、「乾燥菌体(汚泥)肥料」として北海道内外の肥料メーカーに販売し、農地に還元されています。
このほか、糖液の不純物を取り除くために使用する石灰(ライムケーキ)は土壌改良材として活用されています。今後も工場からの排出物ゼロを目指して、リユース、リデュース、リサイクルの3R活動を推進していきます。