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北海道産小豆

国産小豆(2019年産※)の約94%は北海道産。

国産小豆(2019年産※)の約94%は北海道産。

10種類近い豆を生産している北海道。中でも「北海道産」がブランドとして定着している小豆は、2019年産の国内シェアが約94%というように、生産量でも北海道がトップを走り続けています。
質も量も日本一を自負する北海道産小豆ですが、2019年産の作付面積は、2001年産より約1万ha減少しています。ところが、北海道産小豆の生産量を見ると、2001年が約99万俵、2019年が約92万俵で、1割減にも及んでいません。
作付面積の減少が、同等の生産量の減少につながらなかったのは、生産者の努力と工夫、そして味も収量も良い品種を求める研究が、長年続けられていた結果と言えます。品種では「きたろまん」、「エリモショウズ」、「きたのおとめ」が北海道産小豆の三大品種です。

人の動きが変わり、
北海道産小豆の消費が減少。

北海道では、天候と土壌が適した十勝地方を中心に、地域を挙げて産地のブランド化を目指しているオホーツク地方など、ほぼ全道で小豆が生産されています。生産者は、5月中旬頃から手間をいとわずに小豆と向き合い、この秋は豊作です。
新型コロナウイルスの影響で、観光土産や出張、帰省時などの手土産の需要が減り、和菓子の消費も大幅に落ち込んでいます。これに連動して、2019年産は小豆全体の消費量もかなりの水準で低迷。特に和菓子に使われることの多い北海道産小豆が打撃を受けているのです。

日常の品選びが、和菓子の文化も守ることに。

北海道産小豆は、生産者が生産履歴を詳細に記録し、収穫後の選別や研磨も最新鋭の設備と人の手で丁寧に行うなど、「安全・安心」に裏付けがあります。炊けば、小豆本来の甘さや風味が広がることから、「小豆は何を置いても北海道産」と指名される和菓子の老舗が少なくありません。北海道産小豆と、ご当地の銘菓や伝統的な和菓子は切っても切れない間柄です。
そんな小豆で作られた身近にある和菓子に目を向けてみませんか。お土産やお遣い物にはもちろん、おやつにも和菓子や小豆を使ったお菓子を。和菓子の豊かな味わいを見つめ直すことが、和菓子の文化そのものを守ることにつながります。それが、北海道産小豆を作り続ける生産者へのエールとなって、北の大地に届くのです。

手間をかけ続ければ、小豆はこたえてくれる。
JAおとふけ 
田中 博さん

十勝・音更町の農家にとって、小豆はここで作るのが当たり前、ここで作るのが文化というくらい、欠かせない作物。みんな、プライドを持って小豆を生産しています。
私は二代目で、農家を始めて約40年。小豆はずっと作り続けています。毎年5月20日頃に播種を行い、9月下旬から10月上旬にかけて収穫します。夏場は草との戦いです。草が背を伸ばせば、小豆の生育が落ち、収量は下がります。早い段階で草を取り除くことがとても大切です。そうした草取りや肥料の調整など、日々の管理を怠らず、手間をかけ続ければ、こたえてくれるのが小豆です。

安定供給と品質を約束することが、産地の責任。

昔は人手のいる作物でしたが、今は機械化が進んだことで作付面積を維持することができ、さらに、JAからの情報提供によってさまざまな作業を適期に行えるようになりました。約10年前には、JAに生産工程管理チェックシートを提出する仕組みができ、それによって「安全、安心」をイメージではなくデータで裏付けられるようになりました。みんなで役割分担しながら、産地を守っています。
今年は消費が減退していますが、私は来年も小豆を作ります。安定供給と品質を約束することが、産地の責任。環境が急激に変化しても、いつもと同じものを供給し続ける。それが買ってくださる方の安心感につながるだろうと、そうした思いでやってます。作り続けることが大切なんです。
「音更の小豆はおいしいから、もっといっぱいください」というメーカーの皆さんからの声は、とても励みになります。作る側からすれば、おいしいよと言われるのが一番うれしいですし、もっとおいしいものを作ろうという気持ちになります。みんなで苦労して作り上げた音更の小豆です。これからも頑張っていきますから、消費者の皆さんには餡だけでなく、原料の小豆にも関心を寄せてほしいですね。

小豆をたっぷり使った和菓子は、食べるのも、贈るのも大好きです。
安井 友梨さん

私は小豆が大好きです。特におはぎをはじめ、あんこを使った和菓子が好きで、全国各地を食べ歩き、お取り寄せも楽しんでいます。
みなさんご存じの通り、あんこの主な原料は小豆と砂糖。農作物から作られ、原料・製法ともにとてもシンプルです。ダイエット中でも何か甘い物が食べたくなったら、迷わず和菓子を選びます。さまざまな栄養素が含まれる小豆が主役の和菓子は、ただおいしいだけじゃないんです。
おはぎは子どもの頃からの大好物。名古屋出身なので、トーストにあんこをのせたり、ヨーグルトに小豆をトッピングしたりといった食べ方になじみがあったのも影響しているかも知れません。社会人になってフィットネスビキニを始めてからは、小豆は体づくりにも欠かせない存在になりました。トレーニング後はあんこで疲れを癒やし、日々の食事には常備してあるゆで小豆をサラダやスープ、カレーなどにもプラスしています。お気に入りは北海道産の小豆です。
各地でおいしい和菓子屋さんに出合うと思わず「小豆の産地はどこですか?」と聞いてしまうのですが、ほぼすべてのお店から「北海道産です」という答えが返ってきます。和菓子は製法がシンプルな分、素材選びや製法に作り手のこだわりが大きく反映されます。作り手のこと、その人がどんな小豆生産者を選んだのかなど、ストーリーを伺うとおいしさもひとしおです。

小豆は日本の宝。これからも守りたい農作物です。

私にとって和菓子は、食べるだけでなく誰かに贈るのも楽しみのひとつ。小さいお子さんからお年寄りまで、幅広い年代の方々に喜んでもらえるのは、やはり日本人が昔からずっと愛してきた食文化だからだと思います。
最近、「おはぎを食べたことがない」という若い女性にも出会うのですが、私の美と健康は、小豆があってこそ。小豆を毎日食べるようになってから、体調がすごく良くなったと感じるので、女性のみなさんにオススメです。
特に北海道産の小豆は高品質で、そのおいしさも一流和菓子職人さんたちのお墨付き。北海道産の小豆があるからこそ、和菓子を通して「幸せ」を感じられるのだと思います。昔から老若男女に愛されてきた小豆は日本の宝。小豆を愛する者として、北海道の生産者さんには感謝しかありません。これからも、日本の宝である小豆をずっと作り続けてください。私も小豆の魅力をピーアールすることで応援させていただきます。
そして消費者のみなさん、日本が世界に誇る小豆を積極的に食生活に取り入れ、健康づくりに役立ててみてください。一緒にあんこを食べて、元気になりましょう!
 
安井友梨/ビキニアスリート
JBBFオールジャパンフィットネスビキニ選手権大会2016年〜5連覇中!
IFBB世界フィットネス選手権日本代表
2019年アジアビキニフィットネス選手権総合優勝
2018年アーノルドクラシック【アマチュアビキニ部門4位】
最近では、おはぎ、あんこが好きすぎるアスリートとしてテレビ番組等さまざまなメディアで取り上げられている。

大人は心を満たし、子どもは栄養を補給。
小豆のお菓子はおやつにオススメです。
管理栄養士 浅野 まみこさん

「あんこのお菓子」と聞くと、甘い嗜好品というイメージを強く持っている方が多いのではないでしょうか。でもよく考えると、あんこの原材料は畑で育った小豆。そう、豆類の一つなんです。多くの豆類と同じように、小豆には注目すべき栄養素がたくさん含まれています。
例えば、腸内環境を整え免疫力をアップするために欠かせないと言われる、食物繊維。100gあたりで比べると、ゆでた小豆の食物繊維は、8.7gです。ごぼう(ゆで)6.1gより多く、さつまいも(皮つき蒸し)3.8gの約2倍の食物繊維を含んでいます。ほかにも植物性タンパク質やカリウム、鉄、不足しがちなミネラルなどさまざまな栄養素(下記参照)を含む小豆。あんこのお菓子を食べることで、こうした栄養素がちゃんと摂取できます。あんこはただ甘いだけでなく、栄養を豊富に含んだ立派な豆製品です。
どんな栄養素も、毎日少しずつでも継続して体に取り入れることが大切。あんこなら、おやつとしておいしく食べられるので、無理なく楽しみながら続けられそうですよね。
 
◎あずき(全粒、ゆで) 可食部100g当たり
エネルギー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・146kcal
たんぱく質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8.6g
脂質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.8g
炭水化物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25.6g
食物繊維(総量)・・・・・・・・・・・・・・・・・8.7g
カリウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・430mg
鉄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.6mg
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2018年から引用

疲れたときや、スポーツの前にもあんこを。

栄養価に優れる小豆ですが、一番の魅力はやっぱりそのおいしさです。私はよく間食に、小豆を使ったおやつをいただきます。パンにあんこを挟むだけのシンプルなものも好きですし、お気に入りは、豆腐の上にバニラアイスとあんこをトッピングする食べ方。意外な組み合わせと思われそうですが、あんこと豆腐やミルクの相性は抜群。とってもおいしいのでみなさんもぜひ試してみてください。
間食には2つの意味があります。1つめは気持ちと空腹を満たすこと。仕事や勉強の合間に食べるおやつは、心身の疲れを癒やしてくれます。2つめは栄養を補給すること。育ち盛りの子どもには、食事だけでは取りきれない栄養をおやつで補う意味があります。そんなとき、豆から作られたあんこのお菓子を食べると体も喜びますね。
あんこはアスリートにもオススメの食品。あんこは消化しやすく、エネルギーに変わる糖分のほか、ミネラルやタンパク質なども含みます。運動を始める前におまんじゅうを1個食べたり、長距離のランニングをする際、途中でに羊羹をかじったりすると効率的にエネルギーと栄養素を補給できます。
心を満たし、栄養を補給してくれる小豆のお菓子は、毎日食べても罪悪感のないスイーツ。小さなお子さんから高齢の方まで、みなさんに自信を持ってオススメできます。

「#アズキのキヅキ」インスタキャンペーン

ご当地自慢の和菓子やあなたが大好きな和菓子、お土産にピッタリな和菓子など、あなたの周りにも、教えたくなる小豆を使った和菓子がたくさんありますよね。そんな和菓子をインスタグラムに投稿しませんか。みんなのおすすめの和菓子がシェアされれば、知らなかった和菓子のおいしさや小豆の魅力がきっと見つかるはず。
おすすめ商品は、食べる前にインスタグラムへ写真を投稿!
「#アズキのキヅキ インスタキャンペーン」では、期間中にご参加いただいた皆様の中から、抽選で500名様に「ホクレンカタログギフト」などをプレゼント。
また「水曜どうでそうTV」では、投稿されたおすすめの和菓子を藤村氏、嬉野氏がピックアップしておいしく食べる番組をライブ配信します。(2021年2月に実施予定)皆さんの大好きな和菓子を「水曜どうでしょう」プロデューサーのおふたりにも味わっていただくチャンスです!
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