AgriOlé Hokkaido 北海道農業応援サイト

ホクレン

北海道の
牛肉について

北海道は国内のなかでも最大の牛肉産地。

北海道は国内のなかでも最大の牛肉産地。

肉用牛の飼育頭数で日本一を誇る、北海道。肉用牛には、数多くの種類があります。 “黒毛和牛”に代表される「和牛」、搾乳が中心の乳用牛に和牛を交配して生まれた「交雑牛」、そして乳用牛を肉用に育てた「乳用種肥育牛」です。
「黒毛和牛」は、1944年に日本固有の肉用種に認定され、国内で肥育されている和牛の9割以上がこの品種です。
また、北海道には、ホルスタイン種を中心とした乳用牛(搾乳を目的として飼養している牛)が多く飼育されています。その中でもオスは、肉用として肥育されます。これが乳用種肥育牛で、北海道の肉用牛のおよそ4割を占めています。

北海道産和牛 モモスライス

北海道産乳用種肥育牛 ロース

北海道は澄んだ空気と水、良質な草を育てる大地に恵まれ、
牛肉生産に適した環境です。

北海道産和牛(写真左):肉質は軟らかく、きめ細かいサシが入り、脂の風味がよいのが特徴です。
北海道産乳用種肥育牛(写真右):肉質は、脂身が少なく、赤身が多いのが特徴です。
 
豊かな環境の中、生産者が愛情をこめて育てた北海道産の牛肉。
「北海道和牛」「にくのくに北海道」は、消費者の皆さまに、北海道産牛肉のおいしさに親しんでいただきたいという思いを込めた、ホクレンのブランドです。

外食需要の落ち込みで価格が急落。

新型コロナウイルスの影響で、高級部位を中心とした国産牛肉の相場が急落。現在の相場価格は、昨年12月と比較して、約8割ほどまで落ち込んでいます。牛肉は、外食需要が多いため、飲食店の営業自粛などによるダメージが深刻です。和牛に限らず、乳用種肥育牛も含めた国産の牛肉が今、ピンチなのです。

長引けば、離農が加速する心配も。

感染対策の長期化が予想される中、取引相場の低迷が長引けば生産者の収益悪化が連鎖し、生産力そのものが低下してしまう恐れがあります。
日本の農業は、貿易の自由化や高齢化などで離農が進んでいました。そこに今回の新型コロナウイルスが追い討ちをかけ、離農が一気に加速する可能性も心配されています。

北海道の牛肉を守ることは、日本の未来を守ること。

日本の食料自給率は、年々下がっています。持続可能な社会を作る上で、欠かせないのが農業です。畜産は農業の循環サイクルの一部であり、地域産業の一翼を担っています。
国産牛肉は、私たちにとって身近なものにもかかわらず、まだまだ正しく知られていません。日本の農業の安定と食の安全になくてはならない北海道の牛肉を、選んで、食べて、応援してください。

丹精込めて育てた北海道産の牛肉を食べてほしい。
生産者インタビュー【動画】

北海道肉用牛生産者協議会 大野泰裕 会長
北海道和牛振興協議会 佐藤弘一 会長

味わいが濃い道産牛を家庭でおいしいステーキに。
ホテルオークラ札幌 総料理長 
中井茂義 (なかいしげよし)さん

私は生まれ育った北海道で長年料理に携わってきましたが、それでもまだ、北海道には未開拓の食材がたくさんあります。それほど北海道の食は豊かだということ。それを象徴する食材の一つが道産牛肉です。この10年で比較しても、格段においしくなっていると感じます。その理由は、やはり生産者の方々の努力にほかなりません。各地の生産者さんと直接お話しをして感じるのは、おいしいお肉を皆さまに届けるため、どれだけ手間をかけ、愛情を込めて牛を育てているかということです。だからこそ、日々、牛と向き合う生産者さんたちの想いをムダにしないよう、料理としておいしさを深め、皆さまにお届けするのが私たちの務めだと思っています。
おいしい道産牛肉をこの先も食べ続けるためには、逆境にある今こそ、道産牛肉を食べて応援することが大切。家庭でも簡単にできるおいしいステーキの焼き方をご紹介しますので、ぜひ道産牛肉のおいしさを、この機会に改めて味わってほしいと思います。
 
ホテルオークラ札幌札幌市中央区南1条西5丁目 TEL.011-221-2333
https://www.sapporo-hotelokura.co.jp/
 
総料理長:中井 茂義/1967年生まれ。北海道士別市出身。1983年に調理の道に進み、札幌市内のレストラン・ホテルで経験を積み、料理長を務める。2006年『ホテルオークラ札幌』に入社。2018年7月総料理長に就任。日本エスコフィエ協会正会員。

塩、こしょうでシンプルに
おいしいステーキの焼き方

1.冷蔵庫から出して30分~1時間置き、常温に戻す。
2.肉の両面にまんべんなく塩、こしょうをふる(塩は若干多めに)。水分が出るので、キッチンペーパーで軽く押さえる。
3.フライパンを強火で熱し、
煙が立ったら油を多めに入れる。
4.2を入れて焼き、焦げ目が付いたら裏返して弱火にし、余分な油を捨てる。
5.肉の表面から肉汁が出始めたら
火を止めて皿に盛る。
※焼き時間は両面合わせて1~2分程度。この状態でミディアム・ウエルダンに仕上がります。5で肉汁が出る前に火を止めると、ミディアムに。焼き加減はお好みで調整してください。