2018.11.21 NEWS

【消費地情報】ようかん王国「佐賀県小城市」を訪ねて

福岡支店より消費地情報が届きました!

(以下、福岡支店担当者)

佐賀県小城市。

ようかん屋さんが多いことから“ようかん王国”とも呼ばれる街で、
明治時代初期から作られている「小城羊羹(ようかん)」の歴史を学んできました。

小城市は、佐賀県の中央部、長崎街道沿いに位置しております。
小城でようかん作りが始められたのは明治時代初期。鎖国政策が講じられていた江戸時代、
唯一の貿易港だった長崎出島で陸揚げされた砂糖が長崎街道沿いの各地に船で運ばれ砂糖が入手しやすかったことや、
花崗岩の山からの名水などの自然資源にも恵まれていたことなどからようかんづくりが始まりました。

その後、携帯保存食として軍隊(佐世保海軍・久留米陸軍)に重宝されたことや、
鉄道網の発達や炭鉱業の発展により人の交流・消費が多大であったことなどから、地元の産業として根付いていきました。

他の地域との差別化を図るため、昭和27年に小城羊羹協同組合が地名を冠して「小城羊羹」の商標登録を行い、
現在も人口45,000人程度の市内で、約20軒のようかん店が「小城羊羹」のブランド名で商品を作り続けています。

小城羊羹の最大の特徴は、伝統製法独特のみずみずしさと表面が空気に触れて乾燥することによって生じる独特なシャリっとした食感。

このシャリ感は、煉り上げた生地を木箱に移し乾燥させ、一本ずつ包丁によって切り分ける伝統製法によって生まれ、切り羊羹と呼ばれています。

ようかん本来のしっとりとした食感と交わることで、風味以外でも楽しませてくれます。


㈱村岡総本舗ホームページより引用

今回は11月2日~4日に小城市で行われたイベント「秋のさくらまつり」の一環で実施された「あんこ博覧会」に参加するため、
㈱村岡総本舗様にお邪魔し、村岡由隆副社長にご案内頂きました。

まず訪れたのは村岡総本舗本店に併設されている村岡総本舗羊羹資料館。

昭和16年に建てられた砂糖蔵を改装して作られた村岡総本舗羊羹資料館は、建物自体が国有形化財に登録されており、外観からも歴史を感じられます。

建物内部では、小城羊羹の歴史や、伝統的な製法、豆や寒天など使用している原材料の見本が展示されており、ようかんの試食なども行うことができます。

次に訪れたのはあんこ博覧会の会場の一つである小城中央店。

あんこ博覧会では、小豆粒あん・こしあん、青えんどうあん、白いんげんを使用したさくらあんの4種類のあんを食べ比べが行われました。

ご年配の方から、未就学児まで、多くのお客様で店内が賑わっておりました。

村岡副社長にご案内頂きながら感じたことは、本物を作り、本物を語り継ぐことの重要さです。

昔ながらの製法にこだわりつつ、新しいものにチャレンジすること。

そして、それらを多くの人々に触れてもらえるよう、資料館やあんこ博覧会など様々な方法で実際に体験をしていただくこと。

食を通じて、その土地の歴史や文化を後世に伝えていきたいという熱い思いが伝わってきました。

11月25日(日)に、ゆめぷらっと小城にて「第3回 日本一!ようかん祭り」が開催されます。

小城羊羹の全銘柄(23店舗)の試食販売や、切り羊羹の実演など、ようかん好きにはたまらないイベントです。

おいしいようかんと、小城市のゆるキャラ“ようかん右衛門”に会いに、また小城市を訪れたいと思います。

【店舗情報】
村岡総本舗羊羹資料館(㈱村岡総本舗 本店)
住所   佐賀県小城市小城町861
TEL   0120-35-8057
時間   8:00~17:00
定休日  なし

【イベント情報】
第3回 日本一!ようかん祭り
日時 平成30年11月25日(日) 10:00~17:00
会場 ゆめぷらっと小城
   佐賀県小城市小城町253-21 (TEL 0952-37-6601)
TEL 0952-73-3314(小城羊羹協同組合)