森崎 博之のGREENエッセイ
五十にして食を知る
50歳を過ぎてから、これまで以上にご飯が美味しく感じるようになった。
お茶碗の湯気に作り手の影が浮かび、感謝と応援が立ち上がるからだ。
若い頃は量を食べられたが、今では向き合い方がまるで違う。
2025年は、朝から晩まで米のニュースが流れ、意見が飛び交った。
しかし私は、安定した米の流通がこれまで徹底されてきた側面に感謝したい。
集荷、流通、品質維持、すべてにおいてJAグループが機能しているからこそ守られてきたのだ。
当たり前がどれだけ尊いか。
こんなに日本で米の議論をしたのは何十年ぶりだろう。
議論も大切だが、米への敬意と感謝を深める事こそ最上。
こうしてご飯は無限に美味しくなる。