北海道各地の“いま気になる”話題をお届け。
地域発のユニークな取り組みや注目の産品を、耳より情報としていち早くご紹介します。
【 十勝和牛振興協議会 】地域一体で育てる『十勝和牛』── “和牛の祭典”を追い風に。
十勝が誇るブランド和牛『十勝和牛』
十勝といえば、豚丼を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は牛肉の一大産地でもあります。なかでも注目したいのが、十勝の名を冠したブランド和牛『十勝和牛』です。1999年に誕生した『十勝和牛』は、北海道内で生まれ、十勝管内で肥育された黒毛和種を指します。主に「十勝和牛振興協議会」の会員が生産し、ホクレン十勝枝肉市場に上場された和牛に付けられる名称です。
今回はそのおいしさの理由や魅力について、『十勝和牛』の生産者であり、「十勝和牛振興協議会」肥育部会の部会長を務める小倉修二さん(帯広市・トヨニシファーム)に話を聞きました。
生産者一丸で品質改良に取り組み、22年に初入賞
「十勝和牛振興協議会」の前身となる「十勝肉用牛振興協議会」が創立されたのは1973年。2011年には、『十勝和牛』が地域団体商標に登録されるなど、およそ半世紀にわたり、生産者が一丸となって肥育技術を磨き、品質向上に力を注いできました。その成果が試されるのが、5年に一度開催される国内最大の和牛品評会「全国和牛能力共進会」です。全国から優秀な和牛が集まり、改良の成果を競い合う“和牛の祭典”ともいえる大会で、生産者にとっては特別な舞台です。競技は主に2部門で、種牛(雄牛・雌牛)の体形の良さなどを審査する「種牛の部」と、枝肉の肉質や量を評価する「肉牛の部」があります。この大会で優れた成績を収めることは、産地の評価やブランド力の向上にも直結します。
2022年に鹿児島県で開かれた第12回大会では、北海道代表22頭のうち、過去最多の19頭が十勝管内から出場し、入賞を果たしました。「『十勝和牛』の未来につながる、手応えを感じられる大会でした」と小倉さんは振り返ります。
飼料づくりからこだわる『十勝和牛』の強み
黒毛和種の生産は、一般的に2つの役割に分かれています。子牛をおよそ10カ月育てて出荷する「繁殖農家」と、その後、約20カ月かけてじっくり育て上げる「肥育農家」です。小倉さんの牧場では、約300頭の黒毛和種を飼養し、繁殖から肥育までを一貫して行っています。
小倉さんによると、育てるうえで特に重要なのは、肥育期にしっかりと体重を増やすこと。そのため、自家製の牧草などの粗飼料に加え、とうもろこしなどの配合飼料を与え、牛の成長段階や骨格に合わせて細やかに管理しています。「北海道産の良質な粗飼料を与えることで、牛の胃がしっかりと発達します。そうすると、その後に与える配合飼料も十分食べられるようになり、肉付きのよいおいしい牛肉に仕上がります。自分たちの畑や地域で生産された飼料を活用できる耕畜連携も、十勝ならではの強みです」。
近年は霜降りの多さだけでなく、赤身と脂のうま味のバランスが重視される傾向にあります。小倉さんは、北海道・十勝のブランドイメージを大切にしながら、時代の嗜好に合った肉質を追求しています。
27年の地元開催で、目指すは最高位
2027年、「第13回全国和牛能力共進会」が北海道で初めて開催されます。会場は音更町と帯広市。地元での開催とあって、生産者たちの期待と意気込みはこれまで以上に高まっています。北海道生まれの種牛で肥育した牛で挑む今大会は、まさに地域の総合力が試される大舞台です。
「目標は花形の団体戦で、最高位を獲得すること。出場するからには“金”を目指したいですね」と小倉さん。
盛り上がっているのは、生産者やJAなど畜産業界だけではありません。関係者によると、同大会には約38万人の来場が見込まれており、飲食店や観光業界など地域ぐるみで機運が高まっています。「開催をきっかけに、たとえばご当地メニューの開発など、さまざまな業界と連携しながら『十勝和牛』の魅力を広く発信していきたいです」。
早くも2027年の十勝は、このうえなく盛り上がること間違いなし!『十勝和牛』の活躍にも要注目です。
『十勝和牛』の公式WEBサイトはこちら >
「第13回全国和⽜能⼒共進会北海道⼤会」の公式WEBサイトはこちら >
2026年3月25日(水)~4月30日(木)の期間、JAタウン内ホクレンショップで以下の商品がお客様送料負担なしになります。
※電話注文は承っておりません。
十勝和牛リブロースすき焼用 400g×2
十勝和牛モモステーキ 150g×3枚