渡島・檜山エリア

北の産地からこんにちは [Hello from the Northern Farms]

道内12エリアをたずねながら、地域ならではの風景や人々、
その土地ご自慢の北海道農畜産物をご紹介。
あなたの身近にもきっとある「北海道のおいしさ」と、そして「北海道がおいしい理由」に触れてみてください。

渡島・檜山エリア

渡島・檜山エリア 渡島・檜山エリア

温暖な気候と歴史情緒あふれる街並み

北海道民から「道南」と呼ばれるこのエリアは、北海道南西部に位置する渡島(おしま)半島を中心に広がっています。三方を海に囲まれているこのエリアは大きく、太平洋側の渡島地区(函館市、北斗市、松前町、福島町、知内(しりうち)町、木古内(きこない)町、七飯(ななえ)町、鹿部町、森町、八雲町、長万部(おしゃまんべ)町)と、日本海側の檜山(ひやま)地区(江差町、上ノ国町、厚沢部(あっさぶ)町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町)に分けられます。気候は北海道の中では比較的温暖で、過ごしやすい特徴があります。
また、本州と北海道を結ぶ玄関口としての役割も担っており、歴史や文化が色濃く残る地域でもあります。北海道で唯一の城下町が築かれた松前町や、開港地として発展した函館市には、今も異国情緒あふれる街並みが残っています。さらに、五稜郭や函館山といった人気の観光スポットにも恵まれ、自然と歴史が心地よく調和したエリアとして知られています。

北海道の稲作や近代酪農の発祥の地

渡島・檜山エリアの農業は道内でも歴史が古く、北海道農業の“はじまり”を支えてきた地域のひとつといえます。1600年代には水稲栽培が行われていたとされ、北海道でいち早く稲作が始まった地域といわれています。1878年に旧尾張藩が入植した八雲町は、北海道の近代酪農発祥の地とされ、現在も道南有数の酪農地帯として知られています。また、1875年に開拓使が果樹の試験栽培を始めた七飯町は、北海道におけるりんご栽培発祥の地でもあります。
加えてこのエリアでは積雪の少なさから、にんじんや大根などの作物を道内の他地域よりも早く出荷できるのも特徴。北海道産農作物のトップバッターを担う、頼もしい存在です。

多彩な農業から生まれるブランド農畜産物が魅力

渡島・檜山エリアでは、稲作をはじめ、畑作や野菜、花き、酪農、畜産など、多様な農業が営まれています。中でも、トマトや長ねぎ、にら、ほうれんそう、カーネーションなどは、北海道内でも有数の産地として知られています。
また、地域ならではのブランド農産物も魅力です。お米では道南地域で誕生した『ふっくりんこ』、じゃがいもではでんぷん質が高く、ホクホクとした食感が特徴の『今金男しゃく』や日本で初めてメークインが栽培された厚沢部町の『あっさぶメークイン』、野菜では葉幅が広く甘みが強い『しりうちにら 北の華』などがあり、いずれも全国的に高い評価を得ています。さらに、木古内町で生産されている、褐毛和種が特徴の『はこだて和牛』など個性豊かなブランドがそろっています。

北海道の新顔作物の産地化に、いち早く取り組む

近年北海道では、全国的な需要の高まりを背景に、さつまいもの栽培が急速に広がっています。北海道庁によると、2005年には約5haだった道内のさつまいもの栽培面積が、2023年には約100haと、およそ20倍に拡大。中でも渡島・檜山エリアは温暖な気候を生かし、道内でもいち早く産地化に取り組んできました。研究機関による栽培実証も進んでおり、地域の新たな特産品として期待が高まっています。