留萌エリア

北の産地からこんにちは [Hello from the Northern Farms]

道内12エリアをたずねながら、地域ならではの風景や人々、
その土地ご自慢の北海道農畜産物をご紹介。
あなたの身近にもきっとある「北海道のおいしさ」と、そして「北海道がおいしい理由」に触れてみてください。

留萌エリア

留萌エリア 留萌エリア

日本海と夕日が彩る、留萌エリア

北海道の北西部に位置する留萌エリアは、幌延(ほろのべ)町から増毛(ましけ)町まで、日本海に沿って南北に連なる1市7町1村で構成されています。内陸部には天塩山地、南部には暑寒別岳をはじめとする山々が連なり、さらには羽幌町の沖合に浮かぶ天売島や焼尻島など、海・山・島・平野が近い距離に集まる地域でもあります。北部には「利尻礼文サロベツ国立公園」の一部であるサロベツ原野の大湿原が広がり、中部から南部にかけては穏やかな田園風景が続き、地域ごとに異なる風景を楽しめます。
また、留萌エリアは美しい夕景でも知られています。留萌市の黄金岬から望む日本海の夕日は、「日本の夕陽百選」にも選ばれるほど。夕日が空と海を赤く染めながら水平線へ沈む絶景は、多くの人を魅了しています。
さらに、南部に位置する増毛町は、江戸時代からニシン漁で栄えた歴史ある港町。北海道遺産にも選定されている歴史的建造物が今も残り、レトロな街並みが訪れる人を楽しませています。

自然を生かした多様な農業

南北に広がる管内の年間平均気温は、北部では5~6℃、南部で7〜8℃ほど。土壌や地形、気候など異なる自然条件を生かし、うるち米のほか、もち米や酒米といった稲作、畑作、野菜、果樹、花き、酪農など多様な農業が営まれています。
北部は酪農や畜産の中核地帯となっており、酪農は広大な牧草地を活用した草地型酪農が地域の農業を支えています。中部では、苫前町を中心にメロン、かぼちゃ、ミニトマト、スイートコーンなどの栽培も盛んです。また、比較的温暖な南部は果樹栽培に適し、増毛町ではさくらんぼやりんご、洋なし、ぶどう、プルーンなど彩り豊かな果樹が実り、季節ごとに観光果樹園や直売所も人気を集めています。

メロンから和牛、花まで、地域色豊かな特産品

多彩な農畜産物が生産されている留萌エリアの中でも、代表的なものがお米です。耕地面積は全道の約4%にとどまりますが、うるち米は道内有数の良質米産地として高い評価を得ています。主力品種は『ななつぼし』と『ゆめぴりか』。お米のおいしさを左右する要素のひとつにタンパク質量があります。同エリアでは、粘りと甘みのバランスが良い低タンパク米が安定的に生産されています。
夏になると、遠別町や羽幌町、苫前町では、赤肉や青肉のネットメロンが店頭を彩ります。小平町で栽培される「アイボリーメロン」は、道内でも小平町だけで生産される希少品種です。畜産では、地域色豊かなブランド和牛も育てられています。さらに、小平町と留萌市で栽培されているトルコギキョウは、一輪仕立ての『モノリシアン』というブランド名で全国はもとより、海外にも輸出されています。

酒米生産者と酒蔵、行政が一体で地酒文化を醸成

道内有数の酒米生産地である留萌エリアには、北海道を代表する日本酒の酒蔵のひとつ、1882(明治15)年創業の国稀酒造があります。増毛町にある同蔵では、1989年から北海道産の米を使った酒造りを始め、近年は「ここでしか生まれない酒」を追求。増毛町産の酒米を活用した酒造りに力を入れています。
2017年には同蔵と生産者のほか、行政や地域JAなどによる「酒米協議会」を発足。地域一丸となって、地域経済の活性化と安定的な生産・流通に努めています。