coron marche de saison
北海道産レッドビートを楽しむ会
実施レポート

北海道の新たな特産野菜として、ホクレンが取り組みを進めている「レッドビート」。この度、札幌市内のレストラン「ブラッスリー コロン ウィズ ル・クルーゼ」においてレッドビートのフルコースが味わえるディナーイベント「北海道産レッドビートを楽しむ会」が開催されました。

ディナーイベントに向け、GREEN WEB「北海道の★★★旬野菜」でも連載中の同店の塚田宏幸シェフがレッドビートという野菜の魅力を最大限引き出した料理を考案。当日のイベントは、生産者のストーリーに耳を傾け、目にも鮮やかなレッドビート料理を存分に味わう、まさにレッドビートを五感で楽しめるひとときとなりました。

「メニューのテーマは、レッドビートの多面的なおいしさを引き出すこと」と語る塚田シェフ。当日のメニューは、前菜からデザートまで、レッドビートを使用した6品を含むフルコース。
多彩な調理法によって引き出された風味豊かな味わいに、参加者たちは驚きの声を上げていました。

また、食後のトークセッションでは、レッドビート生産者である江別市の富永政博さんが「昨年から試験栽培を担当しているが、今日の料理でレッドビートのおいしさを再認識した。天然由来の色素としての活用も注目されており、そういう点でも期待している」などと語りました。

最後に塚田シェフは、豊かな甘みやほのかな土の匂い、華やかな赤色が特徴のレッドビートについて「酸味を合わせるなどすることで、全体的なうま味が広がるし、根菜が中心となる冬場の料理に彩りを添える食材としても活用できる。これから私たちが調理していく中で、面白い発見が出てくるのではないか」などと説明。
調理法により、さまざまな表情を見せるレッドビート。北海道の特産物としての可能性を充分に感じることができたディナーとなりました。