GREEN50周年記念イベント
「いただきますをご一緒に」(東京)を
開催しました。

100名の皆さまと、北海道産農畜産物の魅力とおいしさを分かち合いました。
100名の皆さまと、北海道産農畜産物の
魅力とおいしさを分かち合いました。

2024年2月23日(金・祝)、ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)で、GREEN50周年イベント「いただきますをご一緒に」を開催しました。寒空の下にもかかわらず、GREENファンクラブ「ぐりんぐらん」会員や冊子GREEN読者など100名にご参加いただきました。その様子をレポートします。
 

ホテル雅叙園東京へ、
多くの方々が早くからお集まりに

 

 
イベントは、北海道観光大使も務めるフリーアナウンサーの水野悠希さんを進行・案内役に、最初にGREEN50周年記念ムービーを放映。雄大な農村風景、笑顔の生産者、おいしそうな農畜産物、GREENのさまざまな歩みをご覧になりながら、お一人おひとりが北海道と北海道農業に思いをはせているようでした。
 

第一部 森崎博之さんのトークショーは
植野広生さんをお迎えして

 

 
第一部「森崎博之さんのトークショー」の開幕です。冒頭で、GREEN編集室の桑山陽子が北海道農業のパートナーである皆さまへの感謝を伝え、「この日が楽しく、おいしい思い出になりますように」と挨拶。続いて、ホクレンアンバサダーでTEAM NACSリーダーの森崎博之さん、東京会場スペシャルゲストのdancyu食いしん坊倶楽部部長、植野広生(うえの・こうせい)さんが大きな拍手に迎えられ、登場しました。
 

 
森崎さんが、挨拶もそこそこに北海道愛と北海道農業愛をこれでもかと熱くトーク。すると植野さんも負けじと、「僕は心と胃袋は北海道民ですから」とアピール。会場からは、あちこちから笑いが沸き起こりました。
 
植野さんは栃木県生まれ。2017年食の雑誌「dancyu」編集長、2024年よりdancyu編集部長、dancyu総研所長、dancyu食いしん坊倶楽部部長を歴任。テレビやラジオに多数出演するとともに、地域活性化にも尽力されています。
 

どんなふうに食べたらおいしいか?
森崎流は?植野流は? 冬においしいじゃがいも編

 

 
お二人の前のテーブルには、北海道産の野菜が並んでいます。森崎さんは、「今時期こそおいしいじゃがいもがありますよ」と目を細めると、北海道では50品種ほどのじゃがいもが生産されていると胸を張り、調理法によって品種を選んでほしいと熱弁。植野さんは、じゃがいもを寝かせると甘くなるのは、その間にでんぷんが糖になるからと解説。お二人のコメントをメモする方の姿も見られました。
 
「さて、このじゃがいもをどう食べてますか」と水を向けられた植野さんは、「男爵は丸ごとゆでて半分まで包丁を入れ、そこから手で割り、油で揚げるとうまいんですよ」。一方の森崎さんは「じゃがいもは皮つきで洗い、ラップでくるんで、電子レンジで500Wを5分。最初のひとくちは、何もかけずにパクッといく。これがうまい!」。植野さんからは、じゃがバターのバターにチーズを足すとコクが増すというミニ情報も。食いしん坊のお二人のお話はとまりません。
 

どんなふうに食べたらおいしいか?
森崎流は?植野流は? 雪の下の野菜編

 

 
続いて話題は、雪の下の野菜、中でも越冬キャベツをどう食べるとおいしいかへ。「越冬キャベツは甘み、旨み、軽やかなほろ苦さが絶妙ですよね」と植野さん。森崎さんもすぐに「北海道産のキャベツは寒玉系が多く、お好み焼きや漬物に合います。芯まで食べられますよ」と返すと、植野さんもすかさず、芯の秘密の食べ方を紹介してくれました。「芯は塩水でゆでてミキサーにかけ、オリーブオイル2滴たらす。これが実においしい。名付けて、キャベシン」。思わぬダジャレに、大きな笑いが起きました。
 

 
「越冬キャベツは、たまたまできたんですよ」と、森崎さんはその誕生秘話も披露。「越冬キャベツは、和寒町の生産者さんがとれ過ぎたキャベツを畑に放置し、ひと冬越えたところで食べたら、なまらうまかった!という偶然から始まったんです。偶然できたものを安定的に作るのは至難の業で、試行錯誤は10年続いたそうです」。
 

こう食べるのがおすすめ!
森崎流は?植野流は? 牛乳・乳製品編

 

 
牛乳・乳製品が好きだという植野さん。食べ方の一番のおすすめは、パンを牛乳で煮て、複数種類のチーズを加えて煮る「パンがゆ」。「シンプルだけれど、とにかくうまい」と太鼓判を押すと、森崎さんは「鍋物にチーズもばっちりですよね」とにっこり。
 
「チーズは、同じものでも冷蔵庫から出してすぐと、しばらく置いてからとでは味わいが違います。スライスか、角切りかでも」と説明にも熱を帯びる植野さん。森崎さんが「チーズは調味料。僕は、なんにでもシュレッドしてかけてます」と言うと、「おろしがねを使うときは、おろしがねにアルミホイルをかけ、削り終えたときにアルミホイルだけをはがせば、目詰まりしませんよ」と植野さん。すぐに使えるミニ知識まで飛び出しました。
 

 
トークショーの終盤では、参加者から事前に寄せられた質問、「子どもの頃好きだった野菜は?」、「大人になって改めておいしさを知った野菜は?」などで盛り上がり、終始、食べることの楽しさ、喜び、広がりを分かち合いました。
 
最後に森崎さんは、「農業は私の推し。プレーヤーは生産者さん、私は農業と生産者さんの応援団長。皆さまも、これからも北海道の農業と生産者さんの応援をどうぞよろしくお願いします!」と力を込めました。
 

北海道産農畜産物がいっぱい!
特製ランチコースをいただきます!

 

 
第二部は、北海道産農畜産物を使った特製ランチコースの会食。トークショーで紹介された北海道産じゃがいも、越冬キャベツ、乳製品も楽しめます。
 
幕開けは、森崎さんの音頭での乾杯から。グラスに入っているのは北海道産牛乳です。全員で声を合わせて乾杯すると、「甘いね」、「やっぱりおいしい」という感想が聞こえてきました。場内は笑顔、笑顔です。
 

 

 
この日のコースには、北海道産豚肉を使ったメイン料理を二品ご用意。和食、洋食、それぞれの調理方法で楽しんでいただく趣向です。異なる品種の北海道産じゃがいもも食べ比べていただこうと、角煮には北海道産男爵を添え、低温調理グリルには北海道産とうや、そして越冬キャベツも付け合わせました。
 

 

 
北海道米の最高峰・ゆめぴりかで炊いたホタテご飯、北海道産生クリームをたっぷり使ったレアチーズケーキと苺、ベリーなどのコンポートの盛り合わせまで、北海道産農畜産物を満喫できるお料理が続きました。
 
会食の間には、産地や生産者にも思いを寄せていただけたらと、ゆり根、豚肉、北海道米の特徴などをプロジェクターに画像を写しながら、わかりやすく紹介していきました。
 

北海道にちなんだプレゼント、
北海道産農畜産物のおみやげも

 

 
ゆっくり時間をかけてランチコースを楽しみながらのプレゼント抽選会では、当選番号が呼ばれるたびに、会場にどよめきが起きました。
 

 

 
名残惜しいなか、宴はお開きに。お一人おひとりに、北海道産を詰め合わせたGREENオリジナルエコバッグをおみやげにお渡しし、約3時間の集いはお開きになりました。
 
「いただきますをご一緒に」は、第2回は6月1日(土)に名古屋、第3回は6月2日(日)に大阪で開催し、第4回は10月5日(土)に札幌で開催予定です。各地のレポートもお楽しみに。