GREEN50周年記念イベント
「いただきますをご一緒に」
札幌でフィナーレを飾りました。

- 北海道農業を応援してくださる皆さまに
感謝の気持ちをお伝えするために
GREEN50周年の節目に、北海道農業を応援してくださる皆さまに直接お会いして、感謝の気持ちをお伝えしようと開催してきた「いただきますをご一緒に」。2024年2月の東京を皮切りに、6月の名古屋、大阪、そして10月5日(土)の京王プラザホテル札幌での回でフィナーレを飾りました。気持ちの良い秋晴れとなったこの日、GREENファンクラブ「ぐりんぐらん」会員や冊子「GREEN」読者など、約70名にご参加いただきました。その様子をレポートでお届けします。
- 全国から約70名が参加。
記念ムービーを通して、産地や生産者の姿も紹介
この50年、挑戦を続ける北海道の生産者と、北海道産農畜産物をご支援くださる全国の皆さまが心を合わせてきたことで、北海道農業は大きく豊かに発展しました。産地と食卓をつなぐGREENが、消費者の皆さまに感謝の気持ちを届ける「いただきますをご一緒に」。札幌会場には、北海道内のみならず全国からご参加いただきました。開演までの間、道内各地の産地や生産者の姿もご紹介できればと、会場ではGREEN50周年記念ムービーを放映しました。
- 森崎博之さんのトークショーは、
北海道放送(HBC)の森結有花アナと共に
第一部は、GREENエッセイでもおなじみのTEAM NACSリーダーで、ホクレンアンバサダーでもある森崎博之さんのトークショー。この日の司会・進行を務める北海道放送(HBC)の森結有花さんが紹介すると、森崎さんが大きな声とアクション、満面の笑みで登場しました。お二人は、北海道農業の最前線を訪問し、次世代へも発信する長寿番組「あぐり王国北海道NEXT」(HBC)で8年ほど共演している仲。本題に入る前から掛け合いは息ぴったりで、会場のあちこちから笑い声が起こりました。
- 北海道の農畜産物のことから、
忘れられない生産者との思い出まで
森崎さんは、これまで道内各地のたくさんの産地や生産者を訪ねてきた経験から、実りの秋から冬支度、春に向けての畑の様子、農作業をまるで実況中継のように臨場感たっぷりに解説。その後、代表的な北海道産食材を掘り下げるトークに移りました。
トップバッターは、北海道が全国の約6割を生産している玉ねぎ。森崎さんは、日本一の産地・北海道が玉ねぎの通年出荷に取り組んでいることなどを解説。森さんから、とっておきの食べ方を聞かれると、「炊飯器に丸ごとの玉ねぎと、バター、ベーコンを入れて炊くんです。富良野の生産者さんに教わったんですが、コクあり、うまみありで、超うまい!」。森さんも丸ごとレシピの一つとして、レンジで加熱した玉ねぎを入れたスープカレーもおすすめ!とアピールしていました。
次の食材は、小豆です。森崎さんは、「小豆は国内では9割以上が北海道で生産されていて、全国の有名銘菓にもたくさん使われているんですよ」と自慢げに話し始めました。「しかも、小豆の収穫は秋ですが、一年を通じて品質を保持したまま、流通できているんです。これって、よく考えると、実はすごいこと。そう思いませんか!」と呼びかけると、多くの参加者がうなずいていました。
3つ目は、北海道米です。「皆さん、米作りは田植えから始まると思っていませんか? ハウスでの苗づくりから始まるんです。『苗半作』という言葉があるように、米の出来の半分はここで決まるんです」と熱弁をふるう森崎さん。もっと北海道米を知ってほしいと、「ゆめぴりか」など3品種ごとのおいしさ、おすすめの食べ方も説明。北海道米をぜひ食べ比べてほしいと締めくくりました。
「いただきますをご一緒に」全4回のしめくくりとして、森崎さんは北海道産農畜産物を応援してくださる皆さまへこう呼びかけました。「皆さん、ぜひ、『ながら食べ』をしてください。農畜産物を『知りながら』、生産者さんを『応援しながら』、『感謝しながら』食べると、どんなにおいしいか。それを体感してほしいんです。今日の特別ランチコースから、『ながら食べ』を試してみてください」。こう語ると、「北海道農業とGREENは永遠に不滅です!」と宣言。会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
- ホテルのシェフが腕をふるった特製ランチコース。
第一部で話題にあがった食材も登場!
第二部は、北海道産農畜産物をたっぷり使った特製ランチコースをお楽しみいただきました。乾杯は、「いただきますをご一緒に」のお約束ともなった、道産牛乳での乾杯。もちろん、音頭をとるのは森崎さんです。
京王プラザホテル札幌のシェフがご用意した6品は、すべてが自信作。前菜は、音更産じゃがいも“ノーザンルビー”、札幌伝統野菜“大長ナンバン”などの珍しい食材、バラエティに富んだ味わいを楽しめる5品の盛り合わせ(写真右上)。札幌伝統野菜“札幌黄”のオニオンスープパイ包み(写真左下)は、香ばしいパイをくずすと、玉ねぎの香りがふわーっと広がり、甘味が溶け込んだアツアツのスープが。お料理が運ばれるたび、お隣同士で楽しそうに感想を交わす様子が見受けられました。
肉料理は、サロマ黒牛のグリエ(写真左上)。サロマ黒牛は、森崎さんがよくご存じの生産者さんが育てていると、第一部で聞いていた皆さん。さっそく、「ながら食べ」を実践されているようで、「スライドに出ていた方が育てたのね」、「お肉がジューシーでやわらかい」などの意見があちこちから聞こえてきました。
食事の合間には、スライドを映しながら、第一部ではご案内できなかった牛乳乳製品、ゆり根、牛肉の食材紹介も行いました。
- プレゼント抽選、オリジナルお土産で
おいしい北海道をお持ち帰りに
食事が終わったところで、プレゼント抽選会が行われました。プレゼントは、森崎さんの著書『生きることは食べること~森崎博之の熱血あぐり魂~』、「どさんこ大盛セット(ホクレン大収穫祭 ギフトセット)」、「あぐり王国北海道NEXTオリジナル日本酒」。くじが引かれるたびに、歓声があがり、当選者は嬉しそうに森崎さんからプレゼントを手渡しされていました。そして残念ながらはずれた方にもお土産をということで、全員に北海道産農畜産物を詰め合わせたGREENオリジナルエコバックをお持ち帰りいただきました。
- 参加者からうれしい声が。
「これからも北海道の食を応援します」
ご参加の皆さまからは、「“食”は毎日のことであるにもかかわらず、何も考えないでいることを反省した」、「森崎さんのお話は大変深みがある内容で、さすがホクレンアンバサダー」、「食事は、味も香りも見た目もとても豊かでおいしかった」などの声をいただきました。
アンケートには「これからも、北海道の食を応援する」という言葉が多く記され、とても励みになりました。GREENは引き続き、北海道の生産者に寄り添い、言葉にならない想いまでもすくいとり、発信しながら、北海道の産地と全国の食卓をつないでまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。