ナイタイ
高原牧場
(JA上士幌町/上士幌町)

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ナイタイ高原牧場(JA上士幌町/上士幌町)

【 60 秒 】

北海道農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、JA上士幌町が管理・運営するナイタイ高原牧場から乳牛の放牧風景をお届けします。広大な牧場でのんびりと過ごす牛たちの姿をご覧ください。

  • 日本一広い公共牧場
    十勝の中核都市・帯広市から車で約1時間の上士幌町にあるナイタイ高原牧場は、総面積1,700ha(東京ドーム385個分)、日本一の広さを誇る公共牧場で、JA上士幌町が管理・運営を担っています。この牧場では、主に授精前の未経産の乳牛(月齢10カ月前後)を酪農家から預かって人工授精させ、分娩間近になって酪農家の元へ戻すという育成預託を専門に行っています。
  • 5月に入ると放牧がスタート
    毎年、牧草が芽吹く5月に入ると、牛たちの放牧が始まります。広大な牧場は約80〜90の区画に分けられ、牧草の成長具合を見ながら、順次放牧されます。夏の間、牛たちは自由に放牧地を歩きながら草を食べたり、水を飲んだり。初めての分娩を前に、ゆったりした環境の中でしっかり歩いて足腰を鍛えています。
  • 夏も高原の冷涼な風でストレスなく
    ナイタイ高原牧場が位置するのは、標高約400〜900mの丘陵地帯。夏の暑い時期でも、気温が冷涼で心地よい風が吹くため、乳牛たちにかかる暑熱ストレスが軽減されます。また日差しが強い日は、木陰に寝そべって休む姿も。一年を通して入れ替わりながら、常時1,700頭ほどがこの牧場で暮らします。放牧は牧草がなくなる10月頃まで。冬は畜舎の中で育成されます。
  • 地域の基盤を支える牧場
    JA上士幌町では年間約12万5,000tの生乳を生産し、生乳生産日本一の北海道内でも、上位に入ります。酪農は地域の大切な産業。ナイタイ高原牧場はその基盤を支えています。ここで牛のお世話をするのは15名のスタッフ。放牧中は毎日場内を回って牛の体調を確認し、問題があればすぐに対処しています。安心できる環境の中で、牛たちは初めての出産までの日々を過ごします。