道内最大級の豆の調製工場/オホーツクビーンズファクトリー(大空町)
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北海道の農業の「今」を動画で伝える「北海道NOW」。今回は、北海道最大の豆類の調製工場の様子をお届けします。全国に安全安心な豆をお届けするために、機械と人の目で入念に調製されている様子をご覧ください。
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- 取り扱う豆の種類は国内最多
- オホーツクの玄関口、女満別空港から車で10分ほどにあるオホーツクビーンズファクトリーは、2018年に完成した道内最大級の豆の調製施設です。オホーツク管内の14のJAが共同で利用しており、管内で収穫された豆はこの工場に集められ、調製作業を経て全国に出荷されています。取り扱う豆は、小豆、大豆、白花豆など8品目。一施設が扱う豆の品ぞろえでは、国内最多を誇ります。
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- 2023年に生産管理システムを増強
- 同工場の完成によって、オホーツク管内の豆類の作付面積は数年で2倍以上に増加しました。そこで工場では豆の増産に対応するため、2023年に調製ラインを増強し、リアルタイムでの遠隔監視が可能な生産管理システムを導入。施設での年間取り扱い量が、当初の約14万俵から約25万俵にまで拡大。さらに、品質管理の精度も向上し、より安定的な調製を実現しています。
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- 機械と人の目で安全と品質をチェック
- 高速で流れる豆の一粒一粒をカメラで捉え、色の悪いものを一瞬で弾く色彩選別機や形状選別機、さらに異物を除去する金属検出機など、いくつもの機械と工程を経ることで、豆は粒が均一にそろい、美しく磨かれていきます。最後は、皮切れや色の濃さなどを人の目と手で入念にチェックします。加えて、手選別室の入場口にはエアシャワーを設置しており、ホコリを持ち込まない空間で豆を選別するなど、穀類調製施設としては全国でも先駆的な衛生対策を行っています。
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- 地域一丸となって豆のブランド化に取り組む
- 厳密な工程を経て、均一な品質に調製された豆は、出荷までの間、室温10度、湿度70%に保たれた貯蔵庫で保管されます。オホーツク地域が一丸となることで、良質な豆を安定的に出荷できるだけでなく、オホーツクブランドの豆として、全国の出荷先との揺るぎない信頼を築いています。