10月11日(日)、北海道洞爺湖町でオンラインイベント「行ったことのない畑に行こう！」が開催されました。例年、「産地訪問ツアー」や「道産農畜産物を味わう交流イベント」を行っていましたが、今年はコロナ禍によりフルオンラインでのイベントを開催。MCにお笑いコンビ「オクラホマ」の河野真也さんと北海道の人気ボーイズユニット「NORD(ノール)」の島太星さんを迎え、北海道の農業や作物についてライブで配信。笑いあふれるイベントの裏舞台をレポートします。

当日はあいにくの曇り空。でも、MCのお二人にはそんなの関係ありません。回線の不具合でスタートが若干遅れてしまい、パソコンやスマートフォンの前で待機いただいたファンのみなさんにはご心配をおかけしましたが、河野さんの軽快なトークと、太星くんがこの日のために作ったオリジナルソングの熱唱でオンラインイベントが始まりました。
北海道農協青年部協議会（以下、JA道青協）協力のもと、全国のみなさんがご自宅にいながら北海道の農業や農作物にふれ合うことができる今回のオンラインイベント。ゲストに日胆(にったん)地区農協青年部協議会会長、青野敏志さんを迎え、羊蹄山を望む洞爺湖町の青野さんの畑からお届けしました。

青野さんは農家の4代目としてじゃがいもや長いも、ごぼうなど8種類の野菜を栽培しています。青野さんがJA道青協の活動等を紹介した後、農作物に関するクイズコーナーに。第一問目の「この畑の作物は何でしょう？」という問題には「漬物？」と答えるなど、太星くんの珍回答に青野さんも思わず爆笑。現場は笑いに包まれました。それを河野さんがしっかりフォロー。コンビネーションの良さが光っていました。
青野さん指導のもと、長いもの“種芋”作りに挑戦した太星くん。青野さんがその日の朝に畑から掘り出した長いもの鮮度の良さに驚きを隠せない様子でした。

この日のゲストは青野さんのほかにもう１名。中札内村とも中継を結び、十勝地区農協青年部協議会会長理事の船田和也さんにもご登場いただきました。東京ドーム約12個分の広大な畑で、てん菜やじゃがいも、小麦、豆類を栽培する船田さん。てん菜の収穫に使うトラクター「ビートハーベスター」に乗り、運転するところも披露してくれました。河野さんからは、船田さんの畑に関するクイズも出題。砂糖の原材料となるてん菜を生で試食した太星くんは「とうもろこしや梨、リンゴのような味がして、すごく甘い！」と目を丸くしていました。
船田さんは農家の三代目。「大事な家業として祖父から受け継いだ農業。北海道の第一次産業は日本の食を支えています。十勝にはたくさんのおいしい農作物があるので、ぜひ食べて笑顔になってください」と全国にいる視聴者のみなさんにメッセージを送りました。

太星くんのピュアなコメントと河野さんの絶妙なツッコミで終始笑いが絶えなかったオンラインイベントもあっという間に予定の１時間が終了。最後に青野さんから「大自然の中でときには天候や環境と闘いながら、消費者のみなさんに安全でおいしい農作物を届けたいと頑張っています。みなさんに『おいしい』と喜んでもらえるのが農業の魅力。ぜひ北海道の農作物を楽しんでください」とメッセージをいただきました。

この１時間を通して「とても勉強になりました」と太星くん。河野さんは「北海道の農業を身近に感じると、北海道の農作物がよりおいしくいただけそうですよね。北海道の作物がどんな風に育っているか、みなさんに知っていただき、今まで以上においしさを感じてほしいですね」と語りました。
配信終了後、「MCのお二人に盛り上げていただき、北海道農業の魅力が伝わったのではないかと思います」と満面の笑みを浮かべた青野さん。視聴者のみなさんからも「農業のことがよく分かりました」「とっても楽しかった」「ためになりました」「また観たい」といったコメントが続々と寄せられ、好評のうちに幕を閉じました。
今回のオンラインイベントはアーカイブとして2021年4月上旬まで以下のリンクからご覧いただけます。見逃した方、「もう一度観たい」という方、こちらから何度でもお楽しみください。
　
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