11月14日(土)、オンラインイベント「道産食材を使ったオンラインパン教室」が開催されました。今回は、GREENでもおなじみの料理研究家、坂下美樹先生のクッキングスタジオ「なごみの食卓」からお届け。今が旬の道産かぼちゃ「りょうおもい」を使って、鮮やかな色もかわいい「道産小麦のツイストベーグル」作りが実演されました。ライブ配信の模様をレポートします。

今回、坂下先生が教えてくれたのは、「道産小麦のツイストベーグル」。道産強力粉「キタノカオリ」と道産かぼちゃ「りょうおもい」を使って、モチモチ食感のベーグルを作っていきます。「ベーグル作りは時間もかからず意外と簡単。パン作り初心者の方でも手軽に挑戦できますよ」と坂下先生。今回はプレーン生地に加え、かぼちゃを練り込んだ黄色い生地を用意し、２色をツイスト状にする見た目もかわいいベーグルです。「りょうおもい」かぼちゃについて、坂下先生は「味が濃厚で甘さがたっぷり。生地に練り込んでも風味がしっかり感じられるかぼちゃです」と教えてくれました。

発酵させる時間が短く、初心者にもおすすめのベーグルですが、その作り方には独特な工程があります。それは焼く前に一度生地をゆでること。フライパンにお湯を沸かし、成形した生地を片面30秒ずつゆでます。「ベーグル特有のモチモチ感を出すために欠かせないのがこの工程です。ただし、ゆですぎには注意。そこさえ押さえておけば、失敗しません」と坂下先生。
水気を切ったら、あとは予熱したオーブンで焼くだけ。と、ここで坂下先生からオーブンを使わなくてもベーグルが焼ける方法を伝授。「フライパンでも焼けるんですよ」。フライパンに生地を入れてふたをし、弱火でゆっくり両面を焼いていきます。そうしている間に、オーブンのベーグルも焼き上がりました。

オーブンを開けると､スタジオの中は小麦とかぼちゃの甘い香りで満たされました。アツアツ､ふわふわのベーグルを少し冷ましてから半分に切り､レタスやトマト､ハムなどをたっぷり挟めば､ボリューム満点のベーグルサンドが完成！あんことバターを挟むのも坂下先生のイチ押しです。
今回はかぼちゃを練り込みましたが、ほかにもベーグルに入れると色鮮やかでおいしい食材がいっぱい。「にんじんやレッドビート、ほうれん草を入れてもかわいいですし、野菜嫌いのお子さんでもおいしく食べられますよ」と坂下先生はおすすめしてくれました。
ベーグルの詳しい作り方は、アーカイブとして下記のリンクからご覧いただけます。おいしく作るコツや保存方法など、ここで紹介しきれなかったトークもいっぱい。アーカイブを見ながら、ぜひみなさんも北海道産食材を使ったベーグル作りにチャレンジしてみてください。

【材料】8個分
＜かぼちゃ生地＞
・強力粉　200g
・かぼちゃ（マッシュ）100g
・砂糖　8g
・塩　2g
・インスタントドライイースト　2g
・ぬるま湯　100g
　
＜プレーン生地＞
・強力粉　200g
・砂糖　8g
・塩　2g
・インスタントドライイースト　2g
・ぬるま湯　130g
　
【作り方】

• ※オーブンを200度に予熱しておく
• ① 生地の材料をそれぞれボウルに入れてしっかりこねる。
• ② それぞれの生地を８等分して丸めてラップをかけ、室温で15分休ませる。
• ③ ②を楕円形に伸ばす。かぼちゃ生地とプレーン生地を少しずらして重ね、麺棒で伸ばして棒状に巻く。25cmくらいに伸ばし、ねじりながら輪にしてオーブンシートの上に並べる。
• ④ ③にくっつかないようにふんわりとラップをかけ成型発酵させる(35度で15分）
• ⑤ フライパンに湯(分量外)を沸かし、砂糖(分量外・湯1ℓに対して大さじ1程度）を加え、④を片面30秒ずつゆでる。水気を切ってオーブンシートの上に戻す。
• ⑥ 200度のオーブンで20分焼く。