3年ぶりのリアル開催「元気!ミルク大学」
2022.08.19

北海道牛乳普及協会とホクレンは8月10日、11日、道内の小学5、6年生を対象に酪農や牛乳・乳製品の理解を深めてもらうことを目的とした「元気!ミルク大学」を開催しました。参加した児童29名は応募者の中から抽選で選ばれ、夏休みの2日間を使って講義や体験学習を行いました。
「元気!ミルク大学」は、大学の先生や学生たちと一緒に、酪農体験や乳製品実習など様々なことにチャレンジして、牛乳や乳製品のすばらしさを知ってもらいたいと言う思いから20年以上前から実施してきました。例年3泊4日の合宿形式で開催していましたが、新型コロナの影響により、一昨年はTV番組による情報発信、昨年はオンラインで実施し、今年は3年ぶりの実開催となりました。
1日目は、札幌市内のエルプラザに酪農学園大学の先生3名をお迎えし、乳製品が出来るまでを体験する実習としてアイスクリームのつくり方や「牛のアニマルウェルフェア」、「牛の生活やえさ、カラダの構造」の講義を行いました。1頭の牛から搾乳できる牛乳の量や餌となる作物の写真クイズに、児童たちは元気に手を挙げて発言するなど活発な授業が行われ、休憩時間にはみんなでつくったアイスクリームを実食しました。
アイスクリームづくりの様子 固まったら完成! 先生の質問に答える児童
2日目は、酪農学園大学に会場に移し、午前中には「牛のえさづくり」の講義を受講し、児童たちは真剣なまなざしで話を聞いていました。午後からは3グループに分かれ、実際に牛たちに触れ合いながら子牛のお世話や搾乳、子牛の哺乳などを体験。普段飲んでいる牛乳がどんな過程を経て届けられているかを体験を通じて学びました。



子牛についてのお話 牛舎で餌やり 搾乳体験
児童たちは、「アニマルウェルフェアという言葉を初めて知りました」「搾乳するときに2回も消毒するのには驚いた」など新しい発見や体験に生き生きとした表情を見せ、2日間のミルク大学の受講を終えました。
