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ニュースリリース


2012年ニュースリリース

「平成25年1月~3月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2012.12.17

1.平成25年1月~3月期配合飼料価格
 平成25年1月~3月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、据え置きとすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。

(1)原料情勢
1.とうもろこし
 とうもろこしのシカゴ定期は、干ばつの影響による大幅な減産に伴い、7ドル台半ばで底堅く推移している。
 今後は、生育期を迎える南米の天候が鍵となるが、米国の期末在庫が引き続き低水準であるため、底堅く推移すると見込まれる。


2.蛋白質原料
 大豆粕のシカゴ定期は、米国中西部の干ばつによる影響により9月上旬に史上最高値を記録したものの、米国産大豆の単収改善や南米大豆の作付けが順調に進んでいることより、現在は440ドル/ショートトン前後で推移している。今後は南米大豆の生育動向に影響しながら推移していくと見込まれる。
 国内の大豆粕は搾油採算の低迷が続いている中、生産量は減少しているものの、供給価格はシカゴ定期の下落により値下がりが見込まれる。


3.そうこう類
 国内ふすまは小麦挽砕量の低迷が継続している一方、引き合いは依然として強いことより、現在の堅調な需給が継続するものと見込まれる。
 輸入ふすまについても主要輸入先であるインドネシア・スリランカでは、韓国・ベトナム等からの引き合いが依然として強い状況であることから、国内ふすまと同様に堅調な需給が継続するものと見込まれる。 

4.脱脂粉乳
 脱脂粉乳の産地価格は、米国産は干ばつによる生乳生産量の減少により、EU産は穀物価格の値上がりによる生乳生産コストの上昇によりそれぞれ上昇しており、ニュージーランドについても順調な生乳生産ではあるが、国際価格の上昇に伴い産地価格は他産地と同様に値上がりしている。

5.海上運賃
 海上運賃は、新造船の竣工が順調に続いていることや、米国産とうもろこしの価格高騰に伴う北米穀物需要の減少や燃料油価格の下落により軟化し、現在は40ドル台前半で推移している。
 今後は、新造船の大量竣工が2013年度も継続することが見込まれることから弱含みで推移すると見込まれる。


6.外国為替
 外国為替は、10月以降、米国の経済指標が軒並み良好な結果になったことや、日銀の追加金融緩和期待が高まったことより円安基調となり、さらに11月中旬以降、総選挙後の日銀の追加金融緩和に対する期待感がさらに強まったことを受け、現在は82円台の水準となっている。
 今後も、米経済動向、日米金融政策に神経質に反応する一進一退の相場展開が見込まれる。


(2)配合飼料安定基金
 平成24年第4四半期の配合飼料価格は、直前1年間の平均価格を上回っている4,300円+αの補てんが実施される見込みです。なお、補てん単価は、12月25日に開催される理事会で正式決定する予定です。

(3)特別対策の実施について
 別紙のとおり

 

 

【問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
Tel:011-232-6185