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ニュースリリース


2014年ニュースリリース

「平成26年4月~6月期配合飼料供給価格」について

お知らせ 2014.03.24


1.平成26年4月~6月期配合飼料価格
 平成26年4月~6月期の配合飼料供給価格については、飼料原料・外国為替情勢などを踏まえ、本会全畜種平均でトン当たり約1,350円値上げすることを決定しました。情勢は以下のとおりです。

(1)原料情勢
1.とうもろこし
 とうもろこしのシカゴ定期は、12月上旬には430セント/ブッシェル前後で推移していたが、旺盛な輸出需要を反映し、1月発表の米国農務省需給見通しにおいて期末在庫率が下方修正されたこと、とうもろこしの輸出国であるウクライナの政情不安等から上昇し、現在は480セント/ブッシェルを超える水準となっている。
 今後は、米国産地における新穀の作付面積が減少すると予想されていること、輸出需要が引き続き好調であることから、シカゴ定期は堅調に推移するものと見込まれる。


2.蛋白質原料
 大豆粕のシカゴ定期は、11月下旬まで450ドル/トン前後であったが、米国産大豆の期末在庫率が4%台と低水準にあることや、東南アジア諸国の大豆粕需要が堅調であることから、現在は510ドル/トン台で推移している。
 国内大豆粕価格は、輸入大豆粕の価格が上昇していること、国内大豆粕の発生量が減少していることから、値上がりが見込まれる。


3.そうこう類
 ふすまについては、国内品は発生数量は低調に推移する見込みであるが、需要面では他原料への移行が進むことが予想され、需給は若干の緩和傾向にある。輸入品についても主要輸入先の韓国等の引き合いが弱かったことで相場は弱含みで推移したものの、今後は、再度引き合いが強まる可能性もあり堅調に推移することが予想される。
 コーングルテンフィードについては、異性化糖の需要期となるため発生量の増加見込みにより、需給は若干の緩和傾向にある。


4.脱脂粉乳
 脱脂粉乳は、主産地であるオセアニアでは生乳生産量は回復しているが、中国向けの輸出需要が非常に強いことから産地価格が上昇しており、価格は値上げとなる。


5.海上運賃
 海上運賃は、中国向けの大豆や鉄鉱石の輸送需要が増加したことから、12月には60ドル/トンを超える水準まで上昇した。その後、中国の旧正月に向けて荷動きが落ち着いたことから下落し、現在は50ドル/トンを下回る水準となっている。
 今後は、南米産の新穀大豆の輸出が3月下旬から最盛期を迎えるため、海上運賃は強含みとなることが見込まれる。


6.外国為替
 外国為替は、12月上旬には102円台で推移していたが、雇用統計など米国の経済指標が良好であったことからドルが買われ、一時105円台まで円安がすすんだ。その後、アルゼンチンなどの新興国の通貨不安から、安全通貨である円が買われ、現在は103円前後で推移している。
 今後は、米国の景気回復に加え、日本では金融緩和政策が継続される見通しであり、緩やかに円安がすすむものと見込まれる。


7.配合飼料安定基金
 平成26年度から配合飼料価格安定制度が見直されることに伴い、平成26年4~6月期の補てん金の有無や単価は、7月中旬以降に決まります。


8.相場チャート
 別紙のとおり


【問い合わせ先】
ホクレン農業協同組合連合会 飼料部 飼料推進課
Tel:011-232-6185