2017年ニュースリリース
平成29年度事業計画について
お知らせ 2017.06.20
平成29年6月20日
各 位
ホクレン農業協同組合連合会
平成29年度事業計画について
Ⅰ.基本方針と戦略
平成29年度事業計画につきましては、第12次中期計画の基本方針を柱に、改革プランの着実な実践に取り組む内容とし、販売・購買・営農支援を三位一体とする事業運営を基本戦略に、中期計画2年目として各種対策の取組を加速することで、「農業所得の向上」を目指します。
また、より効率的な要員体制の構築や子会社等との機能分担の見直しを通じて、さらなるローコスト経営に取り組み、配当性向の向上などによる生産者・会員JAへの最大限の還元に努めてまいります。
Ⅱ.重点方策
「販売・購買・営農支援を三位一体とする事業運営」を基本戦略に、「価値向上」「生産性向上」「コスト低減」といった重要なテーマに対して重点方策を設定しております。
1.販売事業 (重要テーマ:「価値向上」)
(1)マーケットインへの転換
ア.消費者ニーズを的確に捉えた商品開発とブランド力向上
イ.食品メーカーとの連携強化による加工業務用需要への安定供給
(2)生産者の売り方ニーズへの対応
ア.実需者との結びつき強化に向けた直接販売機能の拡充
イ.契約取引・買取による安定販路の確保
ウ.共計・共販の強みを生かしたユーザー評価の反映
(3)新たな販売チャネルの構築
ア.アジアを中心とした農畜産物の輸出拡大と効率的な物流の構築
イ.成長するインターネット市場への対応強化
2.購買事業 (重要テーマ:「コスト低減」)
(1)生産資材のコスト低減
ア.資材の原料調達・製造・普及の各段階でのコスト低減
イ.飼料における子会社等との機能分担による製造コスト低減
ウ.新たな資材奨励施策として生産資材コスト低減支援対策の実施(5億円規模)
エ.肥料・農薬・飼料の価格対策(肥料5億円・農薬1億円・飼料2億円)
(2)新技術の実証・普及
ア.ICTを活用したスマート農業の推進
イ.コスト低減・省力化などの新技術の実証・普及
ウ.「うぃずOne」における増収・品質向上技術の実証・普及
(3)地域生活の利便性確保
ア.小型移動販売車の導入などによる買い物支援
イ.JA個々に見合った生活事業の方向性構築と店舗運営形態の転換
3.営農支援 (重要テーマ:「生産性向上」)
(1)生産基盤強化
ア.米穀の生産者拠出型基金造成への支援や酪農畜産における生産振興策の実施
(酪農生産基盤強化対策4億円、和牛生産振興対策1億円)
イ.優良事例の普及などによる増収・増産と品質向上の支援
(2)労働力不足対応
ア.農作業受委託における事業モデルの導入推進
イ.新たな技術の検証による作業軽減や省力化の支援
ウ.本会製糖工場の期間従業員斡旋による労働力確保
(3)トータルコスト低減
ア.酪農経営モデルの優良事例や海外先進技術の検証・提案
イ.ニーズに基づく農機レンタル事業の拡充
ウ.安定輸送の確保と物流コストの抑制
(4)担い手サポート
ア.栽培技術などに関する研修の開催や有用でタイムリーな営農支援情報の発信
Ⅲ.取扱高・収支計画
<平成29年度計画と平成28年度計画の主な取扱高増減内容>
・増加部門:酪農部門(245億円),種苗園芸部門(81億円),施設資材部門(78億円)など
・減少部門:肥料農薬部門(△124億円),畜産生産部門(△65億円),米穀部門(△42億円)など
Ⅳ.固定資産取得計画 総額 112億3,600万円
1.設備投資計画 平成29年度合計 90億3,300万円
(1)コスト低減を目的とした製糖工場の改善(57億2,400万円)
(2)能力増強などを目的としたパールライス工場への設備投資(4億9,600万円)
2.開発資産計画 平成29年度合計 21億300万円
(1)ローコスト経営に向けた会計システム再構築・税制改正対応(11億4,000万円)
3.外部出資計画 平成29年度合計 1億円
(1)JA出資型生産法人他(1億円)
【この件に関するお問い合わせ】
ホクレン 総務部 広報総合課 (℡ 011-232-6108)
以 上