2月20日(日)、GREEN FUN CLUB「ぐりんぐらん」のオンラインイベント「行ったことのない畑に行こう！第4弾　お花篇」が開催されました。今回もMCは、お笑いコンビ「オクラホマ」の河野真也さんと北海道の人気ボーイズユニット「NORD(ノール)」の島太星くん。色とりどりのラナンキュラスが咲く長沼町のハウスから、楽しいイベントの様子をお伝えします。

第4弾となる今回も、北海道農協青年部協議会（以下、JA道青協）にご協力いただき開催されました。「お花篇」の舞台は、札幌から車で約1時間の距離にある長沼町。農家の5代目、桂 光さんが栽培するラナンキュラスのハウスにお邪魔しました。JAながぬま青年部に所属する桂さんは、お父さんの代から始めた花き栽培を引き継ぎ、現在はラナンキュラスのほかにも、トルコギキョウやキンギョソウ、リンドウなどを栽培しています。色とりどりのラナンキュラスが咲き、まるでひと足早く春を迎えたようなハウスの中で、河野さん、太星くんが、桂さんから花き栽培についてお話を伺っていきます。河野さんと太星くんは、真冬の北海道で久しぶりに感じる土や植物の香りに感激の様子です。

桂さんのハウスでは、毎年9月にラナンキュラスの球根を植え、10月下旬から4月下旬にかけて出荷しています。秋から冬を通り越し、春までの約半年間、ハウスの中を一定の温度に保つことが欠かせません。そこで、お待ちかねのクイズタイム！　「ハウス内は何℃に設定されているでしょう？」という問題に、太星くんは自分の体温と室温を比べながら、花にとって快適な温度を一生懸命に考えます。果たして正解は？
ほかにも、ラナンキュラスの珍しい品種名や、収穫に使う道具についてのクイズが出題され、1問ずつ桂さんが丁寧に解説してくれました。太星くんの素直なリアクションに、桂さんも大笑い。和やかなムードが漂います。

多彩な品種があるラナンキュラス。桂さんは7棟のハウスで、40品種を栽培しています。品種によって花びらの形や色はさまざまですが、どれも花束やフラワーアレンジメントの中で存在感を放つ華やかな印象です。桂さんは収穫適期を見極めながら、毎日1本ずつハサミで切って収穫。一般家庭用には長く楽しめるよう8分咲きを、ブライダル用にはすぐに豪華な雰囲気を出せるよう満開の10分咲きを選んで収穫しています。ここで、太星くんもラナンキュラスの収穫に挑戦。1株から何本も茎が伸びている中から、８分咲きの花だけを切ります。太星くんは、ほかの茎を傷つけないよう、緊張しながらハサミを入れていました。

クイズを通して、ラナンキュラスや花づくりについて学んだ太星くん。次は、ラナンキュラスを使ったフラワーアレンジメントにチャレンジします。長沼町内にある、生花店「創MAOI」の久保さんに、コツをアドバイスしていただきました。「上手にというよりも、楽しんでやってみてください」という久保さんの言葉に従い、太星くんは芸術的センスを爆発させます。瞬く間に、本人も大満足のアレンジメントが仕上がりました。1本でも豪華で、花持ちのいいラナンキュラスは、贈り物にも、お部屋に飾る普段使いのお花にもおすすめです。

恒例の太星くんオリジナルソングで始まった今回のイベントも、あっという間に終盤。河野さんが桂さんに花農家のやりがいを訪ねると、「作っているときから、花の美しさを感じられるのは、生産者の役得かな。美しさのつまみ食いをしている気分です」と教えてくれました。その話を聞いた太星くんは「お花も幸せですね。こうやって大切に育てられて、育った後は『きれいだね』と皆さんに褒められるなんて」としみじみ。河野さんは、「お花の生産者さんの顔はなかなか見えないかもしれませんが、こうして桂さんのような方が作っていることを、お花屋さんで想像していただけたら」と、笑いが絶えなかった1時間の配信を締めくくりました。
　
配信修了後のお二人に、改めて感想を聞くと「楽しい、楽しい配信でした。花を作る素敵な仕事に関心を持ちました。野に咲くお花にも、やさしくしてほしいです」と太星くん。河野さんは、「花農家さんについて、知らなかったことが知れた1時間。桂さんの言葉が素敵でした。子どもにも、お花が育つところを見せてあげたいなぁ」と感慨深げでした。
河野さんが素敵だと思った桂さんの言葉や、太星くんの芸術的なアレンジメントなどは、ぜひアーカイブでご覧ください。
　
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